安田祐香、恩師・坂田信弘に捧げるツアー初優勝「天国で見てもらえたかなと思う」
安田祐香が悪天候により27ホールの短縮競技となった国内女子ツアーのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント(宮城県/利府ゴルフ倶楽部)で悲願のツアー初優勝を飾った。 ―優勝した心境は 終わってみれば一瞬でした。優勝スピーチやトロフィーを頂くときに何を言えばいいのか分からなくてパニックでしたが嬉しいです。 ―恩師・坂田信弘さんへの想い できればテレビとかで優勝しているのを観て欲しかったですが、もう1回気を入れ直すというか、私も頑張らないとなという気持ちになったので、天国で見てもらえたかなと思います。 ※安田は坂田塾の門下生で小学3年生から指導を受けていた。坂田氏は今年7月に76歳で亡くなった。 ―5年目での優勝 毎年成長を感じて、オフに練習やトレーニングをして、今年の最初の方は不安が多かったですが、5月くらいから良くなってきました。正直優勝できるとは思っていなかったですが、雨予報でチャンスかなと。(最終ラウンドは)9ホールでしたが、すごく集中できました。 同学年(2000年生まれの古江彩佳、西村優菜、吉田優利ら)の子が活躍しているので、私以外から観たら「優勝できない」とか「体力がない」とか言われますが、自分的には1年ごとに成長を感じていますし、長いとはあまり感じなかったです。 ―同学年の選手と比べられること すごく刺激をもらえるので、自分がダメでも活躍してくれるのは嬉しいです。今は皆がアメリカに行って少し寂しいですが、ずっと一緒にやってきた選手が世界でも通用するゴルファーであることはすごく誇らしいです。 ―優勝できた要因は 15番からちょっと緊張もありましたが、落ち着いて上を見てプレーできたところが良かったと思います。 ―ホステス大会での優勝 ダンロップの選手は竹田麗央ちゃん、山下美夢有ちゃん、小祝さくらさんなどトッププレーヤーがたくさんいるので、自分も仲間入りしたいなと思っていました。この大会は、クラブとかをたくさん見て頂けたら嬉しいなという気持ちで毎年プレーしています。 ―ダンロップのギアで優勝できた アピールできる大チャンスだったので優勝できて嬉しいですし、アイアンをすごく気に入っています。好評ですし、打って頂けたら良いなと思います。 ―優勝を引き寄せたプレーは 16番ホールですね。ボギーが来た後(のバーディ)だったので、すぐに獲り返せたのはすごく大きかったかなと思います。 ―来週の日本女子オープンに向けて 難しいセッティングは見て分かるので、対応できるようにしっかり準備したいなと思います。 ―今後の目標は 常に上位にいられる選手になることが目標なので、その中で優勝ができたのは嬉しいですし、これからも安定したゴルフを続けて行きたいです。