10人中2~3人は落ちている!?…運転免許・卒業検定で失敗しないために 押さえておきたい「減点項目」と「合格の基準」
検定を受けた後の流れ
卒業検定で降車まで乗り切ったら結果を待ちましょう。 ▽合格したら「本免学科試験」へ 試験結果が70点以上あれば、卒業検定の合格が認められます。教習所から卒業証明書が交付され、これにより運転免許試験場での技能試験は不要となります。ただし本免学科試験の受験は必要です。 学科試験は予約制で、一般には教習所が指定した日時で初回の受験を行います。本免学科試験に合格すると免許証が発行されます。 ▽落ちた場合は再受験 卒業検定に落ちてしまった場合は、再受験が可能です。ただし再受験するには、補習教習を1時限受けなければいけません。また追加の教習費用や卒業検定の再受験費用、合宿の場合は延泊費用が発生します。 再受験は即日で可能な場合と、翌日以降の受験となる場合があります。受験の日時や教習所のスケジュールによっても異なるので、詳しくは教習所に確認しましょう。
卒業検定に合格するコツ・ポイント
誰しも卒業検定には一度で合格したいもの。ここでは合格のコツやポイントをご紹介します。 ▽ ①指導員に自分の運転の弱点を聞く 運転では、一人ひとりの癖が出やすいです。無意識に悪い癖がついていた場合、事前に知っておかなければ試験本番で減点されかねません。 そのため普段の技能教習では、指導員から自分の運転で注意すべきポイントをしっかり聞き出しておきましょう。 ▽ ②苦手部分のコツや対策方法を知る S字やクランク、縦列駐車を苦手とする人は少なくありません。しかし「苦手だから」と何度も切り返せば、検定に落ちてしまいます。 自分が苦手とする動作については、指導員に対策を聞いたり、ネットの記事や動画でコツを確認したりしましょう。 ▽ ③路上の試験コースを下見する 事前に卒業検定のコースが発表されている場合は、前日にルートを下見しましょう。保護者などにコースを運転してもらい、助手席からそのコースを見れば標識や注意すべき場所が分かりやすいです。 ▽ ④当日に向けて体調を整える 試験前日は「緊張して眠れない」という人も少なくありません。しかし試験本番に高い集中力を維持するためにも、前日はしっかり食べて、睡眠時間を確保するよう心がけましょう。 ▽ ⑤安全確認や停止動作を明確にする クルマの運転において、安全確認や停止動作は非常に重要です。右左折や横断歩道、進路変更などではしっかり首や頭を動かして、試験官にも伝わるよう安全確認をしてください。また停止線ではしっかりブレーキを踏んで停止してください。 ▽ ⑥失敗しても焦らない 緊張していればミスはつきものです。多少失敗したり、指示された動作への対応が遅くなったりしても、焦らないようにしましょう。焦ると周りが見えなくなり、より運転が危険になってしまいます。 (まいどなニュース/norico)
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