Facebookで見知らぬ美女から友達申請 スパムアカウントの見分け方は
Facebookのスパムアカウントによる迷惑行為があちらこちらで報告されています。少し前は「なりすまし」や「乗っ取り」の被害が話題になりましたが、最近は若い女性の顔写真を使ったスパムアカウントが大量に出現し、問題になっているようです。このようなスパムアカウントによるアプローチには、どのように対処すればよいのでしょうか?
若い女性に偽装 男性心理につけ込む
Facebookの悪用はだんだん手口が巧妙化していますが、若い女性に偽装して個人情報を盗む手法はTwitterなどほかのSNSでも見られ、比較的単純なアプローチだといえます。とはいえ男性としては、かわいい女の子から友達リクエストがくると舞い上がってしまうもの。共通の友達がいないアカウントからの申請でも、自分と同じ趣味を持っていたり、近くに住んでいたりすると、親近感が湧いてきて、ちょっと怪しいなと思いつつも、承認してしまう場合もあるでしょう。こういった男性心理につけこみ、ターゲットと親和性の高いプロフィールが設定されることもあるようです。 スパムアカウントの目的は、メールアドレスなど個人情報の収集が主になります。うっかりスパムアカウントを承認してしまうと、自分と繋がりのあるユーザーにも被害が及ぶ可能性があります。たとえばスパムアカウントがあなたの知人にアプローチする際、「あなたと友達である」というだけで信憑性が高まるなど、知らず知らずに被害の拡大に手を貸してしまうこともあるのです。当然ですが、公開範囲を「友達」までではなく、「友達の友達」にするなど広く設定しているケースでは、より被害が拡散する可能性があります。 では、若い女性に偽装したアカウントは、どのように見分ければよいのでしょうか。夢も希望もない話ですが、目を引くほど美しい女性の画像を使用しているアカウントは、それだけでスパムアカウントを疑う必要があります。とくに、そのアカウントの友達が男性ばかりの場合や共通の友達がほとんどいない場合は注意しなければなりません。このほか、アカウントがつくられてから日が浅かったり、更新がおざなりだったりする場合は、スパムアカウントの可能性が高まります。