豪公共支出、第3四半期は急増 GDP押し上げ要因に
Wayne Cole [シドニー 3日 ロイター] - 豪連邦統計局が3日発表した第3・四半期の公共支出は2.4%増の1833億豪ドル(1186億3000万ドル)と過去最高を記録した。 インフラや防衛への支出が増えた。 統計局によると、4日発表の第3・四半期の国内総生産(GDP)を0.7%ポイント押し上げる要因になる見通し。 第3・四半期のGDPは個人消費の低迷を背景に前期比0.4%増と小幅な増加が見込まれていたが、公共支出がGDPを押し上げるとみられる。 防衛分野の資本支出は前期比35%増。州の投資計画への支出も9%近く増えた。 市場は豪準備銀行(RBA)が次回12月10日の理事会で利下げに踏み切る確率をわずか8%と予想。来年2月の理事会についても、利下げの確率は26%にとどまっている。