ラディウス、USB Type-C接続対応 & 独自構造ドライバー搭載の有線イヤホン「HP-Q10C」と「HP-Q50C」
ラディウスは、新たなイヤホンシリーズとして“Quantumシリーズ”を発表。第1弾として、「HP-Q10C」と「HP-Q50C」を10月2日(水)に発売する。価格いずれもオープンだが、HP-Q10Cが税込5,390円前後、HP-Q50Cが税込8,790円前後での実売が予想される。 USB Type-Cによる有線接続を採用し、Appleデバイスとの互換性に優れる Quantumシリーズは、「先進技術への積極的なアプローチ」「これまでに培ってきたオーディオ開発のノウハウ」「独創的なフォルム」のすべてを融合し、新たな音楽体験を提供するという同社の新たなイヤホンシリーズ。第1弾として、アルミニウム筐体のHP-Q10Cとステンレススチール筐体のHP-Q50Cの2モデルが登場する。 いずれもUSB Type-Cによる有線接続を採用したカナル型イヤホン。Appleデバイスとの互換性を備えるとともに、高速かつ安定したデジタル伝送を可能にし、さまざまなジャンルの音楽を高品質で楽しめると同時にゲームも快適にプレイできるとアピールしている。 ドライバーユニットには、7.5mm径の「FLW(Floating Lead Wire)構造ドライバー」を搭載。ボイスコイルのリード線をドライバーユニット中心の空洞から引き出し背面のPCBに接続することで、振動板に余分な負荷を与えずに駆動する構造。低域のTHDを改善することで音全体の濁りを解消する効果を持つとしており、雑味がなく過渡特性に優れ、はっきりとした音像と定位を実現すると説明している。 また、ハンズフリー通話が可能なリモコンを搭載しており、楽曲の再生/停止、曲送り/曲戻し、音量調整、着信時の受話/終話、音声アシストといった多彩な操作に対応する。また、周囲のノイズを除去して声をクリアに相手に伝えるノイズリダクション性能も備えており、オフィスや外出先などでも快適なハンズフリー通話が可能だという。なお、接続先機器によっては一部機能が使用できない場合がある。 HP-Q10Cは、削り出し加工で成形されたアルミニウム製筐体を採用したモデル。連続する滑らかな曲面で波紋のイメージを表現したという。アルミニウム筐体は、内部損失が低く特有の「筐体の鳴り」を持つとしており、現代音楽に最適な煌びやかで迫力のあるサウンドを実現するという。サンプリングレートは最大24bit/96kHzをサポートする。 音質は「ドンシャリ」傾向だとしており、特に中高域の伸びが良く、ボーカルやシンバルなどの金物を瑞々しく響かせるという。一方で、存在感を持ちながらも過度に主張しない低域が全体のバランスを保っており、ロックやポップスといった現代的な音楽ジャンルで真価を発揮するとのこと。 付属のイヤーピースは、一般的なものと比較して耳のより奥の広いエリアでフィットする独自形状を採用。これによって密閉性が向上し、豊かな低音再生とイヤホンの落下防止を両立するという。サイズはXS/S/M/L の4ペアを用意する。周波数特性は20Hz - 20kHz、インピーダンスは17Ω。カラーはブルーとブラックの2色を展開する。 HP-Q50Cは、旋盤による削り出し加工で成形したステンレススチール製筐体を採用したモデル。波紋を想起させるデザインを施しており、重厚で硬質なステンレススチールならではの精巧なディテールによる造形が「格調高い佇まい」を見せるとしている。加えて、本体前後の接合部にはハイコントラストな配色のデコレーションをあしらわれており、上位モデルであることを視覚的に強調したとのこと。 サンプリングレートは最大24bit/384kHzをサポートし、ハイレゾ再生に対応。制振性に優れたステンレススチール製の筐体が、ハイレゾ対応のFLW構造ドライバーのポテンシャルを最大限引き出すとアピールしている。 音質は、臨場感と空気感の表現力が高く、全体的にフラットな傾向ながらも、迫力のある低域と繊細な中高域が特徴だという。力強く楽曲のリズムを支える芯のある低域と、ハイレゾ帯域にまで達するクリアで滑らかな中高域が、楽曲細部のニュアンスを丁寧に描き出すとしており、ジャンルにとらわれずさまざまな楽曲を高品質で楽しめる説明する。 イヤーピースは、国内製のLSR(Liquid Silicone Rubber)素材を採用した「ディープマウントイヤーピースZONE」を標準装備。独自形状による豊かな低域再生と安定した装着感を実現し、より安全で柔らかく人肌に馴染みながら、音のディテールの再現性に優れるとのこと。サイズはXS/S/M/L の4ペアを用意する。周波数特性は10Hz - 40kHz、インピーダンスは17Ω。カラーはシルバーとブラックの2色を展開する。
編集部:岡本雄