私は年金をいくら受け取れる? ねんきん定期便が届いたら試してみたい「公的年金シミュレーター」【月間ヒット記事】
●ステップ2:受給開始年齢を入力
次に将来いつから年金を受け取りたいかを入力します。 一般的には「65歳0か月」ですが、早く受け取る場合は、最短で「60歳0か月」、遅く受け取る場合は、最長で「75歳0か月」という範囲で選べます。 ここで注意ですが、間違えた!と思って、PCブラウザの「戻るボタン」を押すと、全てリセットされて「生年月日の入力」に戻ってしまいますのでお気をつけてください。
●ステップ3:結果を確認
「試算する」をタップすると、1年あたりの年金見込額が「●万円/年」と出ます。ちなみに、この画面上で「受給開始年齢」を早めたり、遅くしたりと変更することもできます。自動的に受給額がグラフでわかりますよ。 最後に入力した「今後の年収」(最後の記入が厚生年金保険の場合のみ)の欄で、「もう少し収入が多いかな」「いやいや、もう少し少ないかな」などと予想額を変更すると、それに応じた年金額が表示されます。 「就労完了年齢」の欄で、60歳で仕事を辞めずに、「65歳まで働いた場合はどうかな」「70歳まで働いた場合は?」などといった具合に、年齢を変更してみると、それに応じた年金額が表示されます。 「今後の年収」も「就労完了年齢」も「受給開始年齢」も高ければ高いほど、受け取る年金が増えることが、リアルにわかって面白いですよ。
「ねんきん定期便」があると、さらに簡単&詳しい!
さらに、手元に「ねんきん定期便」(2023年4月以降のもの)があれば、あっという間に詳しい情報が手に入ります。 公的年金シミュレーターはPCでも使えますが、「ねんきん定期便」がある場合は、スマホからアクセスすると便利。スマホのQRコードリーダーなどで、ねんきん定期便の二次元コードを読み込むと、公的年金シミュレーターにアクセスできます。 先ほどと同じ流れで、「生年月日」を入力して、「試算する」をタップすると。どうなるでしょうか。あっという間に、年金見込み受給額が出てきます。それ以降は、先ほどご説明したように、「いつまで働くか」「いつから年金を受け取りたいか」といった年齢を変えてみることで、それに応じた年金受給見込み額がわかります。かなり簡単なので、ぜひ試してみてください。 ただし、「ねんきん定期便」のありなしにかかわらず、注意点があります。いずれも「概算シミュレーションであり、実際の支給額とは異なる場合があります。詳細に試算したい場合には、ねんきんネットをご利用ください」とあります。 つまり、おおまかな年金受取額を知るために使ってくださいね、というサイトだということを頭に入れておきましょう。
「ねんきん定期便」が届いたら、ぜひアクセスしよう!
例えば、パート・アルバイトの方が会社員になった場合や、年収をアップした場合などを確認してみると、見込みの年金受給額が増えることがわかります。老後に受け取る年金が増えると、安心感が増しますよね。 「ねんきん定期便」が届いたら、ぜひ、一度「ねんきんシミュレーター」にアクセスしてみましょう。「ねんきん定期便」よりもさらに詳しく、より実際に近い形の「自分の年金受取見込み額」を確認できますよ。
西山美紀(マネーコラムニスト)