嘱託警察犬の競技会 犯罪捜査や行方不明者の捜索などで活躍【徳島】
JRT四国放送
犯罪捜査や行方不明者の捜索などで活躍する、嘱託警察犬の競技会が10月30日、徳島市で開かれました。 この競技会は、警察犬の追跡能力やにおいをかぎ分ける能力などを高めようと、県警が年に2回春と秋に開催しているものです。 30日は、県警の嘱託警察犬のほか、警察犬として訓練中の犬など合わせて10頭が出場しました。 競技会は、歩いた人のルートをにおいをもとに追跡して、遺留品などを探し出す「足跡追及」と、10メートル先に置かれた5種類の布切れの中から、指定されたニオイと同じものを見つけ出す「臭気選別」の2つの科目で行われました。 犬たちは訓練士とともに競技に臨み、日頃の訓練の成果を発揮している様子でした。 県警では、こうした競技会の成績や、これまでの出動実績などを踏まえて、2025年の嘱託警察犬を委嘱します。 県警によりますと、県内では現在15頭の嘱託警察犬が活動していて、2024年には県内で、行方不明者の捜索などで警察犬が34回出動しています。