【宮島ボート・GⅡレディースオールスター】戸敷晃美 本人驚きの2戦2勝/渡邉優美は連覇を諦めない
< 8日・宮島ボート・2日目 > 本人もびっくりの快進撃だ。初日にGⅡ初勝利を挙げたばかりの戸敷晃美が、2枠1走の2日目2Rも制して今節2勝目。「私じゃないみたい」と初の大舞台での好結果に目を丸くする。レースに関しては「(Sは)早いと思って様子を見た」と2コースからコンマ08のタイミングにも「意外と冷静でした」。インから12だった西村美智子に対してスリットで先行するときっちり差し切り勝ち。落ち着いてレースに臨んでいる。 デビューからちょうど8年の27歳は意外にもこれが大会初出場。「いつも事故点がいっぱいで・・・」とこれまでは選出条件を満たせず投票対象外になることが多々。〝スタートライン〟にすら立つことができなかった。初めてつかんだ〝出場切符〟を一走も無駄にせず、さらなる好結果を狙う。
快調に飛ばす後輩とは打って変わって、もがき苦しむのは渡邉優美。「着が取れていないし舟券に貢献できていないので・・・」と語るように、ここまで3走で白星がないばかりか、舟券絡みも1本のみ。大敗こそないが中間着にとどまり、リズムに乗れていない。 当然ながら機力も「初日より多少マシになったが良くはない」と低空飛行。それでも「気持ちでは負けていないので、気持ち一本で頑張ります」と諦めの表情は一切ない。ディフェンディングチャンピオンは、劣勢な機力をはね返す気力で連覇の道をつなぎ留める。