自転車で万博、ルート整備 120キロ、運転マナー課題
大阪・関西万博では、自転車での会場乗り入れが実現する。人工島・夢洲の会場横に600台分の専用駐輪場を設置する計画で、会場に向かう総距離120キロのサイクリングルートも整備。日本国際博覧会協会は環境に優しく健康志向にもマッチする自転車を、万博が掲げる持続可能性に沿う交通手段と位置付ける。一過性にせず、運転マナー向上を打ち出す機会にすべきだとの声もある。 1日22万7千人と見込まれる来場者の主要な交通手段は(1)会場直結の「夢洲駅」を新設する大阪メトロ中央線(2)主要鉄道駅からのシャトルバス―など。交通機関の混雑緩和が課題となる中、万博協会は自転車乗り入れ実現を「目玉」の一つと捉える。