天皇杯制覇から中2日…神戸が1次L突破に大きく前進 先発全員入れ替えるも勝利【ACLエリート】
◇26日 サッカー アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)東地区1次リーグ第5節 神戸3―2セントラルコースト(ノエスタ神戸) 東地区1位の神戸がホームでセントラルコースト(オーストラリア)を下した。神戸は4勝1分けの勝ち点13とし、首位をキープした。 23日にG大阪を破って天皇杯全日本選手権を制したばかりの神戸。その大一番から中2日で迎えた一戦はスタメン11人全員を入れ替えて臨むと、前半40分に先制した。相手陣左サイド深くで得たFK。MF汰木康也が速いボールを送ると、ペナルティーエリア内でDF岩波拓也が頭ですらしたボールをゴール前に走り込んだDF菊池流帆が頭でネットを揺らした。 1―0で迎えた後半4分にはDF広瀬陸斗の右クロスを相手DFが頭に当てて、まさかのオウンゴール。リードを2点に広げたが、直後にアクシデントが神戸を襲う。ドリブルでゴール前に仕掛けたFWジェアンパトリッキが右脚を痛め、担架で運ばれて交代。すると後半9分、今度は相手クロスをMF山口蛍がクリアミスしてよもやのオウンゴール。1点差に詰め寄られた。 流れを引き戻せないまま後半29分に同点に追い付かれたが、後半36分にMF佐々木大樹が勝ち越し弾。味方の縦パスにオフサイドラインギリギリで抜け出すと、ペナルティーエリア手前で右足を一閃(いっせん)。強烈なシュートが相手GKの手をはじき、そのままゴールに吸い込まれ、3―2と勝ち越した。 初のアジア王者を目指す神戸はACLE東地区1次リーグ初戦で引き分けてから、これで4連勝。1次リーグ突破に大きく前進した。
中日スポーツ