同大戦で攻め込む近大フィフティーン

　◇ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第4節　近大68―14同大（2024年10月20日　静岡・エコパスタジアム） 　第4節が行われ、昨季4位の近大は昨季最下位の同大と対戦し、68―14と大勝した。これで2連勝を飾り、勝ち点を16に伸ばした。。 　前半9分にFW戦で攻め込み、最後はフッカー村尾幹太（4年＝東福岡）が先制トライを挙げる。接点や個の強さ、展開力も生かし、その後もトライを量産。計10トライで同大を圧倒した。 　プレーヤーオブザマッチに選ばれたCTB嶋竜輝（4年＝日本航空石川）は、2トライに加えてコンバージョンキックを10本中9本成功させ、計28得点をマーク。「キックのところは毎日の練習の成果が出た。（ボールキャリーは）一つ一つのプレーで少しでも前に出て、チームが勢いに乗れるようにと考えていた」と振り返った。 　第2節の関大戦で20点差をひっくり返されて逆転負け。関西制覇、そして大学選手権ベスト4という目標を掲げながらも、昨季上位との対戦を前に初黒星を喫した。「自分たちが積み上げてきたスタンダードに、少しずつ慣れが出てきてルーズになってしまっていた」とフランカー中村志主将（4年＝大阪桐蔭）。そこから「成長」というワードを掲げ、もう一度、自分たちを見つめ直してきた。 　前節で摂南大、そして同大を下して2連勝。次戦で3連覇中の王者・京産大と対戦する。「2週間あるので、成長して、勝って関西1位になりたい」と中村志主将。春季トーナメントでは19―54と大敗しただけに、そのリベンジも狙う。