ABC「ビーバップ！ハイヒール」3月で終了 後継番組は「やすとものいたって真剣です」
15年の歴史に幕
朝日放送テレビは28日、深夜番組「ナイトinナイト」枠（関西ローカル）で毎週木曜日に放送中の「ビーバップ！ハイヒール」が3月で終了すると発表した。身近なテーマから政治、科学といった硬派なネタをドラマ仕立てで伝え、平均視聴率も10％を超える人気番組が終了することとなった。また、同局は4月からハイヒールの後輩、海原やすよ ともこが司会を務める「やすとものいたって真剣です」が放送されることも発表した。 【拡大写真】昨年11月からは同じ「ナイトinナイト」枠金曜日の探偵！ナイトスクープに松本人志が局長で登場
様々なテーマをドラマ仕立てで伝えるスタイルが人気
同局によると、ビーバップ！ハイヒールは2005年4月7日に放送開始。ハイヒール、リンゴ・モモコを司会に迎え、政治、経済や社会問題。最近はネット社会やメンタル問題まで、様々なテーマを取り上げては、それをドラマ仕立てで深堀りし伝え、さらにクイズやトークを繰り広げるスタイルが人気を博した。
最高視聴率は監察医や南海電車をテーマにとりあげた16.3％
同番組にはハイヒールのほか「カシコブレーン」として小説家の筒井康隆、漫画家の江川達也。凡人チームとしてチュートリアルやブラックマヨネーズ、たむらけんじらが出演。放送回数は15年間で再放送を除き714回を数え、午後11時17分からの放送ながら、平均視聴率は10.8％を記録する人気ぶりだったが「15年の節目」をもって3月26日に終了する。 最高視聴率は2006年11月30日の「死体が語るミステリー（監察医）」、2010年4月8日の「関西鉄道ミステリー 南海電車の無念」の16.3％だった。
4月から「やすとものいたって真剣です」を放送
そして、この後継番組として4月から「やすとものいたって真剣です」が放送を開始することも発表した。この番組は、ハイヒールの後輩で関西で人気の漫才師、海原やすよ ともこが司会を務め、週替わりで芸人やその道のスペシャリストが登場する人生密着トークバラエティ。 現在も同局で毎週日曜夜に放送されている「やすともの恋愛島」がボリュームアップして「ナイトinナイト」木曜日に引っ越してくる運びとなった。 同局によると、4月2日放送開始となる新番組は「他人の人生を題材に、やすよともこが漫才のごとくしゃべりまくる」をコンセプトに、世の中に存在する「あるコトに対していたって真剣」に生きる人の情熱や熱量、ポリシーを見て、聞いて、共感してツッコんでいくとしている。
番組P「海原やすよともこさんの絶妙なトークをもっと楽しみたい」
今回の新番組について、同局の大橋洋平プロデューサーは「真剣に向き合っているからこその海原やすよともこさんの絶妙なトークをもっと楽しみたい。そんな想いからお笑い芸人やスペシャリストの方の真剣な生活にも密着した人生密着バラエティを作ることにしました。幅広い年代の皆様に楽しんでいただける番組を目指します」と話している。
