【クラウドファウンディングで応援】世界最速のスーパーカブを駆るチャンピオンが世界選手権へ出場危機!支援を募集中
スーパーカブベースのマシンで、50cc&125ccの世界最速チャンピオンを獲得した近兼 拓史(ちかかね たくし)氏。「ボンネビル・ソルトフラッツ」を制した選手だが、コロナ禍や悪天候により連続で大会が連続中止となった影響により、次回の参戦が危ぶまれているという。 【画像】世界最速のスーパーカブをギャラリーで見る(7枚) 支援を求めるクラウドファウンディングが、2024年3月4日(月)より出場資金支援にて募集中。50cc世界最強エンジンと、それを駆るライダーを応援したいファンは要チェックだ。
世界最速のスーパーカブでボンネビル・ソルトフラッツを制する! 秋田県でのデモランで日本のファンにもサービス
近兼氏は、FIM、AMA、50cc+過給器、125cc+過給器クラスで6つの世界最速記録を持つオートバイ世界チャンピオンだ。 しかし、資金難により今年8月24日よりアメリカで開催される世界選手権「ボンネビル・モーターサイクル・スピード・トライアルズ(BMST)」への出場危機に陥っているという。 近兼氏がライダー兼プロジェクトリーダーを務める「スーパー・ミニマム・チャレンジ・レーシングチーム(SMC)」は、2019年に、オールジャパンの製造業30社が最新技術と素材を持ち寄り、NSX-51(50cc+スーパーチャージャー)NSX-02(125cc+ターボ)という2台のオリジナルマシンを制作。アメリカのBMSTに参戦し、2台合わせて6つの世界最速記録を打ち立てるという快挙を達成し世界を驚かせた。 2020年、更なる記録更新を目指しマシンを改良し渡米準備を進めるも、世界的なコロナウイルスの蔓延により大会が開催中止。世界的なコロナ禍での海運の混乱でマシンの到着が大会に間に合わず出場不能。2022年は世界的な異常気象により、本来乾季である開催地のボンネビルが大雨となりコースが冠水。大会開催中止となった。 満を持して迎えた2023年8月には、スタッフ・マシン共に早々にアメリカ入りし大会開催を待っている最中、84年ぶりにハリケーン・ヒラリーが南カリフォルニアに上陸。甚大な被害を及ぼし、大会はまたも開催中止に。110年以上の伝統を持つBMSTの歴史の中で2年連続の中止は初めてのことだというが、「優勝確実」と目されていたスペシャルマシンに活躍のチャンスは与えられなかった。 走る場を失ったSMCは、その実力の一端を示すべく、2023年11月に秋田県のサーキット、大潟村ソーラースポーツラインを3日間貸し切り5kmの特設直線コースを設置。ボンネビルのコースを忠実に再現したコースが置かれるのは日本で初めてのことだった。 そして公式記録にはならないが、NHKのカメラの前で、自身が記録した2019年の50cc+過給器オートバイの世界最速記録を15km/h以上上回る快挙を達成。その実力が世界一であることを示したのだ。 充分な実力を持つ近兼氏とマシンだが、2020年から2023年までの大会中止によって、SMCは数千万円の損害を発表。資金不足により、次回大会への出場ができないという危機に陥っている。 支援を求めるクラウドファウンディングが、2024年3月4日(月)より出場資金支援にて募集中。50cc世界最強エンジンと、それを駆るライダーを応援したいファンは要チェックだ。
応援クラウドファウンディング 概要
■SMC応援クラウドファウンディングページ https://readyfor.jp/projects/SMC2024 ■募集期間 2024年3月4日 18時 ~ 2024年4月12日 23時 ■目標金額 100万円(達成できなければゼロになります) ■リターンについて 現地の動画を見て応援できる【動画視聴権付】お気持ちコース5千円や、車体へのネーム入れ権+SMCチームポロシャツ3万円他、企業向けの、法人向けプランL ボディへの社名入れ権L100万円など。
Webikeプラス編集部
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