韓国首相 五輪選手団らの安全確保へ「格別の努力必要」=テロ対策会議
【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は30日に開いた国家テロ対策委員会の会議で「パリ五輪を狙った各種テロの脅威が現実化する可能性がある」とし「五輪参加選手団と海外旅行客の安全確保のため格別の努力が必要だ」と強調した。 この日の会議で外交部と文化体育観光部は韓国選手団や国民を保護するためのパリ五輪対テロ安全活動案を報告した。 また政府は今年下半期における国内外のテロ情勢の展望を反映した国家対テロ活動推進計画を審議、決定した。これにはパリ五輪など重要行事における対テロ活動の強化をはじめとする10の重点課題が盛り込まれた。 韓氏は「国内でも重要人物に対する危害や各種脅迫が持続的に発生するなどあつれきと対立が暴力的な形で噴出する憂慮が大きくなっている」とし、関係機関がテロ予防と対応に向け能力を結集しなければならないと指摘した。 また「テロ発生時に迅速かつ体系的に対応できるよう関係機関ごとの対策本部や現場担当組織の対応体系も点検してほしい」と指示。「国民にも発生しうるテロの類型など関連情報を十分に提供し、持続的な教育と多角的な広報活動を展開しなければならない」と話した。
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