上司がいつもランチを奢ってくれます。友人は「何かお返しをしないとマナー違反だよ」と言いますが、そうなのでしょうか?
ランチをした際に毎回必ずおごってくれるなど、気前のいい上司もいることでしょう。しかし「おごられたことに対するお返しをしないのはマナー違反ではないか」と考える人もいるのではないでしょうか。特におごられる回数が増えれば、おごられっぱなしでいるのもよくないと考えたり、周りの同僚からの見る目も気になったりしてきます。 本記事では、上司が部下にランチをおごる理由をはじめ、お返しをしないのはマナー違反に当たるのかどうかを解説します。その他にも、上司がランチをおごってくれる際に、マナー違反となるのはどんな行動なのかもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
上司がランチをおごってくれるのには理由がある
上司がランチをおごってくれるとなったら、素直に受け入れるようにしてください。上司がランチをおごってくれたことに対する見返りを求めている可能性は低く、主に以下のような理由があるようです。 ●部下とのコミュニケーションを取りたい ●部下に対しての見栄やよく思われたいと考えている ●上司もこれまでに上司におごってもらってきた ●部下に対する慰労と仕事を行うに当たっての活力向上 上司が部下にランチをおごることで、正しい関係を築けたり、部下からの感謝や恩につながったりします。強い組織作りにも有効な方法であり、上司との関係が良好なことで業務上の成果を上げられる可能性も高まるでしょう。 ■お返しをしないのはマナー違反ではない 上司からランチをおごってもらった際に、お返しをしないだけでマナー違反にはなりません。 株式会社Leo Sophiaが運営するカードローン情報サイト「カードローンの学び舎」が実施した「後輩・部下に奢るときに関するアンケート」によると、「奢ったあとのお返しは何が望ましいか?」との質問に対して、上司の37%が「なし」、36%が「お礼」と回答しました。 上記より、上司がお返し欲しさにおごっている可能性は低いことが分かります。上司として部下とのコミュニケーションを取ることや、慰労、これからも仕事を頑張ってほしいといった意味が含まれており、業務の一環ともいえる行為でしょう。 お返しをしたいのであれば、仕事を頑張って成果を上げることを最優先に考えてみてください。