“衝撃の結末”に偽りなし!“ゆがんだ愛”の狂気の決着「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」
誰が味方で誰が敵かもわからないスリリングな物語
主人公が変わっても、シリーズキャストが再登場し、続編ならではの奥深い物語を楽しめるのが魅力の一つのため、浦野と因縁深い刑事・加賀谷役の千葉雄大、加賀谷の亡き父を知る警察庁公安部刑事・兵藤役の井浦新、物語のきっかけを作った富田役の田中圭、加賀谷の妻となった美乃里役の白石麻衣、加賀谷の先輩刑事・毒島役の原田泰造らも出演。彼等の中には真の顔を隠し初めて本性を明かす者もいる。浦野も含め、善悪の境界線が曖昧で、誰が味方で誰が敵かもわからない。 もちろん新キャストも登場。その最大のキーマンとなるのが、日韓合同アイドルグループIZ*ONE(アイズワン)でリーダーを務め、現在はソロアーティストとして活躍する K-POP スターのクォン・ウンビが演じたスミン。韓国の反政府組織で浦野の世話役兼監視役を務めることになる彼女は、浦野が執着してきた長い黒髪の美女。二人の関係性は、物語の大きな鍵を握ることになる。さらに、大谷亮平、佐野史郎、真飛聖、利重剛、猪塚健太、髙石あかりなどの多彩な新キャストも出演し、スリリングな物語が展開される。 身近な生活必需品のスマートフォンを落としたことから始まった恐怖の連鎖の結末がどうなるのか。本作の完成披露舞台挨拶で成田は、結末について「笑いました」「(最後の表情は)ハッピーエンド」だと意味深な発言をしている。その意味は、見ていただければわかるとしか言えないが、シリーズを通して描いてきた“ゆがんだ愛”の狂気の決着には、ゾッとする方もいれば、ニヤリとする方もいるはずで、まさに“衝撃の結末”という言葉に偽りなしの作品と言えるだろう。 文=天本伸一郎 制作=キネマ旬報社
「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」 11月1日(金)より全国東宝系にて公開 2024年/日本/116分 監督:中田秀夫 原作:志駕晃『スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス』(宝島社文庫) 脚本:大石哲也 音楽:堤博明、カワイヒデヒロ 主題歌:imase「Dried Flower」(Virgin Music/ユニバーサルミュージック) 出演:成田 凌 クォン・ウンビ 大谷亮平、白石麻衣/井浦 新、 佐野史郎、真飛 聖、利重 剛、猪塚健太、髙石あかり、田中 圭(特別出演)、原田泰造(特別出演) /千葉雄大 配給:東宝 ©2024「スマホを落としただけなのに最終章」製作委員会
キネマ旬報社