「Redwood」を知ってるかい?PING削り出しパターを中古でトリップ
迷っているなら「ヴォルト」がお買い得だ
2007年のレッドウッドシリーズ、11年のアンサーシリーズは発売から10年以上経過しており、中古ショップでなかなか発見できないのが現状。見つけることができたら、1万円台前半だろう。 「ヴォルト」(2016年)や「ヴォルト2.0」(2018年)シリーズがオススメだ。ミスヒット時もボールの初速がそろうTR溝がフェースに削り出されている。2.0はトウとヒールにタングステンウエートを装着。どちらのモデルも様々なヘッドバリエーションがある。1万円台中盤から見つかるだろう。
また、シャフト長の調整機能が付いているモデルもあり、自分の好みの長さを把握していない人には大変便利。ただし、長さを決めているゴルファーには調整機能がないモデルを推奨する。シャフトの長さを変えた途端、重量配分等も変わりフィーリングに影響するからだ。
ピンの最高峰。PLDは中古でオススメか?
2022年に発売された「PLD ミルド」はピンのパター研究開発室(PING PUTTING LAB DESIGN)の頭文字を取ったもの。2023年にマットブラックモデル、2024年にガンメタルモデルと、仕上げと刻印が違うものがリリースされた。非常に存在感があり美しい仕上げで、所有感を満足させてくれる。 エッジが立っていない、柔らかいフォルムも特徴で、スコッティキャメロンのパターとは一線を画す。2022年発売モデルは中古価格も3万円台前半。削り出しパターとしてはお手頃だろう。バリエーションも多い。ちなみに筆者は2019年に500本限定で売られた「PLD ブルーザー」を狙っている。ネオマレット型にして高級感があり、アルミとカッパーを組み合わせて慣性モーメントを最大化した。当時としては破格の6万4800円で売り出したパター。フリマサイトでは4万円前後で売られているようだ。
美しい仕上げや、ソリッドで重厚な打感という魅力が削り出しモデルにはある。ピン社は現在、ドライバーをはじめとしたあらゆるクラブでトップブランドになったが、ピンと言えば、ピン型パターなのだ。賛同される方はぜひゲットして欲しい。(文・田島基晴)