「地方公務員」1年目ですが、6月の賞与が「12万円」でした。毎月赤字なので「ボーナス」をあてにしていたのですが、民間企業のほうが多くもらえますか…?
転職は長い目で見て判断を
4月入社の新人の場合、在籍期間が短くなるため、6月の賞与を期待以上にもらえない可能性があります。 夏の賞与の平均は、地方公務員の場合約12万円、民間企業の場合約9万円です。地域や業種によって異なるため一概には比較できませんが、そこまで大きな差がないと言えるでしょう。 公務員は大幅な減給や解雇の心配も少なく、安定して収入を得られるのがメリットです。勤続年数が増えれば賞与も増えることが予想されます。その代わり大きな成果を出したとしても、大幅に収入が上がる可能性は少ないでしょう。 一方、民間企業は自分の能力に応じて収入が跳ね上がる可能性もあります。成績が賞与に大きく反映される場合、人によってはやりがいを感じるでしょう。しかし、それがプレッシャーになって働きにくさを感じる人もいるかもしれません。 いずれにしても「思ったよりも賞与がもらえなかった」という理由で安易に転職を検討するのはおすすめできません。今後の収入の見込みや仕事のやりがいなどを考え、慎重に判断するようにしましょう。 出典 総務省 令和5年 地方公務員給与実態調査 人事院 令和5年 給与勧告の骨子 e-Gov法令検索 人事院規則九―四〇(期末手当及び勤勉手当) 産労総合研究所 2023年度 決定初任給調査 執筆者:山田麻耶 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部