ハイラックスのキャンピングカーがカッコいい! 悪路も乗りこなす大人の秘密基地が登場。
トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」をベースにしたキャブコンバージョンタイプのキャンピングカーがジャパンモビリティショー2023に展示されていた。機動力と居住性、そしてアウトドアファンの冒険心をくすぐる無骨なデザインを持った車両を紹介しよう。 【写真】車内空間や無骨なスタイリングをチェック!(全26枚)
ハイラックスのキャブコン「BR75」は珍しい?
ジャパンモビリティショー2023では、一般社団法人日本RV協会(JRVA)とコラボレーションしたキャンピングカーエリア「JAPAN MOBILITY SHOW 2023 CampingCar Area by JRVA」が設置。同エリアには、コンパクトさが人気の軽キャンピングカー、ハイエースなどのワゴンをベースにしたバンコンバージョンなど、さまざまなタイプのキャンピングカーが計35台も展示されていた。その中でも一際目を惹いた珍しいキャンピングカー「BR75」を紹介しよう。 「BR75」は、トヨタ・ハイラックスをベースにしたキャンピングカー。このBR75の何が珍しいかというと、キャブコンバージョン(キャブコン)タイプであること。キャブコンというのは、主にトラックやバンをベースにして、キャビン(居住空間)を架装したタイプのことだ。 製造元のダイレクトカーズによると、ハイラックスベースのキャンピングカー自体は日本でもいくつか販売されている。しかし、それらはトラックの荷台に着脱可能なキャビンを積載したトラキャン(※)タイプ。現在、国内で販売されているハイラックスベースのキャブコンはこのBR75のみだという。 ※トラキャンとは、トラックキャンパーの略。トラックの荷台に着脱可能なキャビンを積載したキャンピングカー。キャビンは積載物扱いであり、使用しない時は、車体から外して保管することが可能。 キャブコンとトラキャンの仕様上の大きな違いは、運転席とキャビンが車両内部で繋がっているかどうか。キャブコンは繋がっているので、車内を通ってキャビンへ移動することができる。しかし、トラキャンは繋がっていないので、キャビンへ移動するには一度外に出ないとならない。 例えば、雨天時に前方のシートからキャビンへ移動したい時に、車内を通れるのは大きなメリットとなる。