【ねぎ】切り方によって味が変わる?部位・切り方とおすすめ調理法は?管理栄養士が解説
鍋や汁物など、この時期大活躍のねぎ。実は、切り方や使う部位によって味が変わることをご存じですか?料理によって切り方や使う部分を変えると、よりおいしく仕上がります。今回は、ねぎの部位や切り方と、向いている料理について紹介します。 【写真】切り方によってねぎの味が変わる?部位・切り方とおすすめ調理法は? ■ねぎの部位 大きく分けて4つです。 ①緑の葉の部分 ②白と緑が混在する部分 ③白い上の部分 ④白い下の部分 甘みは④>③>②>①と、白い部分の方が感じやすいです。緑色が濃くなるにつれて辛みが増していきます。②や③は、辛みと甘みが混在していて、特に③は香りもよい部分です。②の付け根部分には土が入り込んでいることがあるので、調理前にはよく洗う必要があります。 ■切り方による違い ねぎの繊維は縦に入っているため、縦に切ると辛みが抑えられます。繊維を断ち切るように横に切ると、辛みや香りが楽しめます。お好みで切る方向を変えましょう。 また、包丁の使い方によっても味は変化します。包丁を奥から手前にひいて切ると、甘みが出ます。また、手前から奥に押して切ると辛みが出やすくなります。押して切る方が繊維が壊れ、辛みが引き立つことにつながります。 ■向いている料理 部位と切り方を合わせて紹介します。 ■■緑の葉の部分×輪切り 麺類や麻婆豆腐、中華炒めなど、辛みを生かして薬味として使用することがおすすめです。食感も楽しむことができます。 ■■白と緑が混在する部分×縦切り 炒め物やスープに最適です。辛みと甘みを両方楽しむことができ、火を通すととろみが出ます。 ■■白い上の部分×斜め切り 鍋や汁物など煮込み料理に適しています。甘みと辛みのバランスがよく、食感も楽しめます。 ■■白い下の部分×千切り 冷やっこや麺類のトッピングにおすすめです。特に外側のハリのある部分を使うと、食べごたえがあります。 もちろん、1本全てを斜め切りにし、鍋に使うのも素敵な食べ方です。辛みや香りを引き立て、食感も楽しむことができます。ねぎの部位や切り方での変化を料理に活かし、好みに合う味に仕上げましょう! 【参照】 ネギは切り方と部位で味わいが変わる!?部位別おすすめ料理は?|カゴメ株式会社 ライター/おがわ ゆり フリーランス管理栄養士。保育園栄養士、小学校栄養教諭、専門学校で栄養学の講師を経験。出産を機に退職し、家族の食事を考える中で「食を楽しむ笑顔をもっと増やしたい、そのためにも食事づくりを楽にするサポートがしたい」という思いが芽生え、フリーランスの道へ。現在は母親向けの時短簡単レシピの発信、栄養や健康に関する記事執筆や講師業、DNAダイエットプランナーとしてダイエットサポートをしている。Instagram:@yuri_eiyou_health 協力/NS Labo
NS Labo(栄養サポート研究所)