巨人・岡本和真、最高の場面で主砲の”貯金復活”弾! 戻りつつある豪快バッティング「続けてやっていけるように」
◇15日 日本ハム0―2巨人(エスコンフィールド北海道) 最高の場面で巨人の主砲の一発を放ち、接戦を制した。0―0の9回に岡本和真内野手(27)から11号2ランが飛び出し、日本ハムに連勝。5月30日のソフトバンク戦(東京ドーム)以来となる不動の4番のアーチで貯金を復活させ、阪神を抜いてセ・リーグ2位に浮上した。 両チームの先発による息詰まる投手戦に、一振りで決着をつけた。9回に先頭のヘルナンデスが内野安打で出塁すると、続く岡本和は日本ハムの先発・金村の初球、真ん中高めに入ってきたツーシームを一閃(いっせん)。快音を残して、ボールは左翼席へと吸い込まれていった。 昨季は自己最多の41発で3度目の本塁打王に輝いた和製大砲も、今季はチャンスで打てない場面が目立ち、まだまだ本調子とはいえない。それでも12日の楽天戦(楽天モバイルパーク宮城)で適時二塁打を放って7試合ぶりに打点を挙げると14日の日本ハム戦でも二塁打をマーク。豪快な打撃が確実に戻ってきている。岡本和は「続けてやっていけるように頑張りたい」と本塁打を量産していくことを期した。 一時は6連敗で借金を背負ったチームも、主砲の働きで久々の連勝を果たし、状態が上向いてきた。阿部慎之助監督は「明日、欲を出してしっかり勝って交流戦を終わりたい」と宣言。貯金を維持してリーグ戦に戻るためにも、16日の最終戦は大事な一戦となる。
中日スポーツ