人気声優・伊東健人がまさかのデジタル写真集をリリース!? 35歳にして新境地に挑んだ理由は「自分の限界を自分で決めてしまいたくないからです」
『THE IDOLM@STER SideM』シリーズの硲道夫や『【推しの子】』の雨宮吾郎など、数々の人気作品で声優を務めるほか、今年4月にはソロアーティストとして東京・豊洲PITで初のワンマンライブを成功させた伊東健人が、6月10日、「週プレ グラジャパ!」のオリジナルレーベル「VOICE PHOTO BOOK」から男性声優初となるデジタル写真集『Twilight』をリリースした。 【写真】伊東健人の爽やかなスーツ姿 撮影テーマは「伊東健人を一日独り占め」。のんびり朝ごはんを食べたり、公園でバドミントンをしたり、夜のベッドでネクタイを緩めたり。爽やかな笑顔から大人の色気までがたっぷり詰まった、デート気分を味わえる一冊となっている。 また、グラジャパ!限定版では「朝起きたら伊東健人がささやいてくれるASMRボイスドラマ」と「眠れない夜に。伊東健人の認知シャッフル睡眠法」の2本の音声特典付き。声と写真から、自由に妄想を楽しむことができるのだ。本インタビューでは、声優として攻めた撮影に挑戦してくれた真意と仕事への向き合い方について、話を聞いた。 ■男性声優初の「VOICE PHOTO BOOK」リリース! ――音声特典を盛り込んだ「週プレ グラジャパ!」オリジナルレーベル「VOICE PHOTO BOOK」に男性声優さんが登場されるのは、今回の伊東さんが初めてです。そもそも週プレから男性の写真集を出させていただくのも珍しいこと。正直、オファーを受けて戸惑いませんでした? 伊東 戸惑いなんて全くなかったです。むしろ「初」とか「珍しい」とか、そういった機会にお声がけいただけてスゴくうれしかったですよ。確かに、"男性声優"である僕にとって週プレさんはどちらかというと縁遠い媒体です。だからこそ、そこで何ができるのか。挑戦してみたい気持ちでいっぱいでした。 ――ありがたいお言葉です......! 今回の撮影然り、伊東さんは、2020年にフォトブックを出され、2022年にはソロアーティストデビューを果たすなど、ジャンルを超えて精力的に活動されている印象です。 伊東 声優の主な仕事は、マイクの前に立って声を届けることですが、一昔前に比べて、最近はカメラの前、あるいは舞台上など人前に立つ機会が格段に増えた実感があります。 とはいえ、まだまだ壁を感じる瞬間は多くて。例えばラジオ番組に出させていただくと、「伊東さんは声優なのにトークが上手いよね」みたいな褒められ方をするんです。ジャンルレスな活躍にこだわるわけでも、多方面で評価を得たいわけでもないですが、「声優なのに」という言われ方をするのは、正直悔しいんです。 ――なるほど。そういう意味では、伊東さんのジャンルレスな活動が声優そのもののイメージを広げるきっかけになるかもしれないですよね。 伊東 僕がいろいろやらせていただいているのは、あくまでも自分の限界を自分で決めてしまいたくないからなんですけどね(笑)。 ただ、今回のお話をお受けした理由に繋がることでいえば、カメラの前や舞台上で自分を魅せることには少し苦手意識があるんです。以前、男性アイドルさんに挟まれてのスチール撮影があったんですけど、彼らの輝かしい笑顔や自然なポージングにはやっぱり敵わないと思いました(笑)。 ――アイドルさんは、まさにその道のプロですからね。