「負けたら意味がない」。結果で引っ張る立川アスレティックFCの新キャプテン・中村充の“ゆるやかな”リーダー像【Fリーグオーシャンカップ2024|ミックス/立川vs町田】
5月18日、Fリーグオーシャンカップ2024の準決勝が名古屋金城ふ頭アリーナで行われ、立川アスレティックFCとペスカドーラ町田が対戦。立川は2-5で敗戦し、決勝進出を逃した。 翌19日の3位決定戦では、シュライカー大阪にPK戦の末に敗れ、4位で大会を終えた。 3位決定戦でキャプテンマークを巻いたのが、今シーズンの3人の主将のうちの一人、中村充だ。本人はキャプテンについて「キャラではない」というが、プレーで存在感を発揮し、チームをけん引している。特に、準決勝では先制点をマーク。中村の代名詞でもある弾丸シュートでネットを揺らすなど、中村の一撃がチームの原動力となっていた。 準決勝を終えた直後、中村に話を聞いた。
点を取ったところで、負けたらなにも意味がない
──準決勝を振り返っていかがですか? そうですね。前半はうまいこと僕らの時間をつくりつつでしたが、僕のミスもあり失点してしまって、相手に流れをもっていかれてしまいました。僕らにもチャンスがあったので、そこで決め切っていればもう少し違った試合にはなっていたんですけど、自分で自分の首を絞めた試合だったなと思います。 ──でも素晴らしい先制点を決めました。 点を取ったところで、負けたらなにも意味がないので。チームが勝って、得点してこそ意味がある。チャンスでもっと点を取っていれば勝てました。 ──どのようなテーマで試合に臨みましたか? 相手のセットごとに対して、ファーストセット、セカンドセットで守り方もありましたし、どこでスイッチを入れるのかという話もありました。もう少しできた部分もあると思います。退場してから流れが変わってしまったので、そこでもう1回、自分たちで気持ちを引き締める必要がありました。もう1点を取れる場面はその後にもあったので、そこで取れていればなと。
キャプテンはあまり意識しすぎずに
──今シーズン、3人のキャプテンのうちの一人に就任されましたね。 はい(笑)。 ──今までにキャプテンをされたことは? 今まで、選抜とかでキャプテンや副キャプテンもやってきました。今回は2人(上村充哉と完山徹一)がいるので。僕はあまり気にせず、いつも通りやっています。 ──キャプテンが3人いると感覚的に違いますか? どうなんすかね。あまりキャプテンという感じは自分のなかにはないですね。そのあたりも、2人がいるので。(通りがかった完山に向かって)ね、てつさん(笑)。 キャプテンはいるので、僕はいいんです。充哉とてつさんにやってもらいます。僕は充哉みたいにあまりしゃべるほうでもないし、てつさんみたいに経験値でみんなを引っ張る感じでもないので。聞かれたら答えるし、そんなに深くは考えていないです。 ──キャプテンに任命された理由を監督からは言われたのでしょうか。 「やってくれ」みたいな感じです。理由も言われてはいますけど、ひとまず伏せておきます。結局は、2人がやってくれます(笑)。僕は僕なりに、キャプテンということをあまり意識しすぎないで。やはりキャプテンというキャラでもないので、ゆるりとやっています。
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