パリ五輪メダル獲得へテーマは「アリゲーター」 アーティスティックスイミングのメイクは選手自ら? 小高茉緒アナが体験
■実際に体験!“数ミリ”へのこだわりが重要
チームアクロバティックルーティンの「アリゲーターメイク」を、私も体験させていただきました。 実は、使う道具は市販されているウォータープルーフ(水や汗に強い)のもの。特別な道具は、一切使いません。 そのため、あれだけ濃いメイクにもかかわらず、施していることを忘れるくらいの違和感の無さ。演技に集中できるよう、配慮されていることを実感しました。
画像の左は石井さんにメイクしていただき、右は自分でおこなってみましたが…色の幅が広すぎて丸みを帯びてしまい、ワニの持つ鋭さが足りません。 色をどこまで入れるべきか、アイラインはもう少し長くするべきか、など、次から次へと迷いが生まれました。 それにしても全くの別人…非日常的でワクワクして嬉しかったのですが、スマートフォンやパソコンの顔認証が機能せず、泣く泣くメイクを落としました。 チーム全員で見た目をシンクロさせるためには、演技と同じく“ほんの数ミリへのこだわり”が求められるのです。
オリンピックにおいて、日本は、1984年ロス五輪から全大会に出場。これまでに、銀メダルを4個、銅メダルを10個獲得しています。 リオオリンピックでは、デュエット・チームともに銅メダルを獲得。しかし、東京オリンピックでは、デュエット・チームともに4位と、惜しくもメダルに届きませんでした。 2大会ぶりのメダル獲得なるか、ぜひ種目ごとに変化するメイクにも注目してご覧ください。