衆院選の期日前投票所で、山口県山口市は選挙権のない１７歳の男性に、誤って投票させたと発表しました。 山口市選挙管理委員会によりますと、１９日午後１時半ごろ、市役所に設けられた期日前投票所の受付に訪れた１７歳の男性に対して、投票用紙を交付し、男性はそのまま期日前投票を済ませました。 男性は、２７日の投票日までに１８歳になるものの、１９日の時点では選挙権がなく、宣誓書を書いて不在者投票をする必要がありました。 男性の投票用紙を、システムに読み込ませた際「受付できる選挙がない」などとする警告のメッセージが出ましたが、投票所の係員が見落としたことなどが原因としています。 男性の投票については、特定が困難なため有効票として扱われるということです。 市選管は「投票用紙の交付誤りにより選挙事務への信頼を損ねることとなり、大変申し訳なく思っています。職員に注意を促し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。