乃木坂46 久保史緒里と平祐奈がW主演に 阪元裕吾監督で『ネムルバカ』実写映画化決定
乃木坂46の久保史緒里と平祐奈がW主演を務める映画『ネムルバカ』が、2025年春に公開されることが決定した。 【写真】『ネムルバカ』原作・石黒正数による入巣とルカの描き下ろしイラスト 本作は、2008年に発売された、『それでも町は廻っている』『天国大魔境』で知られる石黒正数の同名コミックを実写化する青春映画。『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の公開も控える阪元裕吾が監督を務める。 本作で初めて原作がある作品の映画化を手がける阪元監督は、「漫画を映画化するという行為はとてつもないことなので、本当に悩んだのですが、でも『ほかの作家にやられるくらいなら僕がやりたい!』と思う自分のエゴで手を上げました。自分が面白いと思えることと、原作の面白いところをひたすら信じ、いや疑い! 戦わせ、悩み、たくさん葛藤した日々でした」と撮影を振り返った。 また、原作の石黒は17年前の作品が映像化されることについて、「阪元裕吾監督の『べイビーわるきゅーれ』を観た時「そうそう、こういうの! 僕は『ネムルバカ』をこういう風にしたかったんだよ」と思ったものです。なんの運命の巡り合わせか、その阪元裕吾監督に『ネムルバカ』を撮っていただく事になりまして。これは大変な事ですよ!」と喜びを語った。 主人公は、大学の女子寮の同じ部屋に住む後輩と先輩。後輩・入巣柚実を、乃木坂46のメンバーでNHK大河ドラマ『どうする家康』などに出演し、2025年2月公開の『誰よりもつよく抱きしめて』のW主演も務める久保、先輩・鯨井ルカを、是枝裕和監督作『奇跡』でデビュー後も『恋は光』や『からかい上手の高木さん』などに出演し、NHK連続テレビ小説『おむすび』への出演も決定している平が務める。ふたりは本作で初共演となる。 本作の出演について久保は「『ネムルバカ』という作品と出逢い、この世界を愛しすぎてしまい、ある日、台本を捲る手が震えていることに気がつきました。それ程までに魅了されたこの世界を柚実としてどう生きたのか。忘れることのできない、あの青春の日々を。確かに存在した、あの時間を。あの空間を。是非劇場で味わっていただければ嬉しいです」と熱く語っている。 平も「初めて尽くしの役柄に無我夢中で自分自身と戦い抜いた日々でした。史緒里ちゃんとの出逢いや一緒に向き合ったこの青春はわたしの宝物になりました。モラトリアムを描きながら自分を知るキッカケやその大切さを感じさせてくれる作品。さまざまな世代の方に届けたい。正真正銘”駄サイクル”ではなく素晴らしい作品です」と本作への並々ならぬ思いをコメントした。さらに平は、人生初の金髪とギター演奏にも挑戦している。 あわせて公開された超ティザー映像は、入巣(久保史緒里)の鼻歌から始まり、ふたりの住む女子寮が映し出される。そして徐々にライブ会場を思わせる歓声が重なっていき、タイトルが登場。最後に入巣とルカ(平祐奈)の日常の一コマも描かれている。 また、入巣とルカのスチール写真も公開。原作の表紙を彷彿とさせるものとなっており、久保と平の初共演とは思えないほどナチュラルな様子と、何気ない日常さえも魅力的に描く阪元監督らしいシーンを垣間見ることができる。 さらに映画化を記念して、石黒による入巣とルカの描き下ろしイラストも到着。また、『ネムルバカ』をはじめ、石黒の作品『響子と父さん』『探偵綺譚 石黒正数短編集1』『ポジティブ先生 石黒正数短編集2』が重版されることも決定した。 コメント 久保史緒里(乃木坂 46)(入巣柚実役) 『ネムルバカ』という作品と出逢い、この世界を愛しすぎてしまい、ある日、台本を捲る手が震えていることに気がつきました。それ程までに魅了されたこの世界を柚実としてどう生きたのか。 正直、あの日々が眩しくて、尊くて、特別で、柚実の心に鍵をかけてしまっておきたくて。振り返るのを我慢している自分がいます。平さんとの出逢いは私の人生において特別なものとなりました。 そして念願だった阪元監督とこの作品でご一緒できたこと。忘れることのできない、あの青春の日々を。確かに存在した、あの時間を。あの空間を。是非劇場で味わっていただければ嬉しいです。 平祐奈(鯨井ルカ役) 初めて尽くしの役柄に無我夢中で自分自身と戦い抜いた日々でした。 初金髪、初ROCK歌手、持ち方もわからないギターを短期間で習得するなどの難事を振り返るとどうやって出来たんだろう…とあまり思い出せず憑依していたのかなとも感じます。 久保史緒里ちゃんとの初共演!史緒里ちゃんとの出逢いや一緒に向き合ったこの青春はわたしの宝物になりました。 モラトリアムを描きながら自分を知るキッカケやその大切さを感じさせてくれる作品。さまざまな世代の方に届けたい。 正真正銘“駄サイクル”ではなく素晴らしい作品です。 ぜひ、いや、絶対に劇場で目撃してください! 阪元裕吾(監督) 『ネムルバカ』という作品を実写映画化することになりました映画監督の阪元裕吾です。 漫画を映画化するという行為はとてつもないことなので、本当に悩んだのですが、 でも「ほかの作家にやられるくらいなら僕がやりたい!」と思う自分のエゴで手を上げました。 自分が面白いと思えることと、原作の面白いところをひたすら信じ、いや疑い! 戦わせ、悩み、たくさん葛藤した日々でした。 どうにかお客さんが喜んでくれるような作品になったと思っています! 柚実もルカもピートモスも仲崎先輩もそこにいます。 ぜひ劇場に会いに来てくださいね。 石黒正数(原作) 『ネムルバカ』という作品は僕が20代の時に描いた漫画でして、 学生時代から悶々と心に渦巻いていた事を「こういう邦画が観たい」という思いで形にしたものです。 阪元裕吾監督の『べイビーわるきゅーれ』を観た時「そうそう、こういうの!僕はネムルバカをこういう風にしたかったんだよ」と思ったものです。 なんの運命の巡り合わせか、その阪元裕吾監督に『ネムルバカ』を撮っていただく事になりまして。 これは大変な事ですよ! 寺田悠輔(プロデューサー) ずっと好きだった石黒先生の漫画をお預かりするということで、とても背筋が伸びています。 撮影期間は長くはなかったですが、阪元監督、久保さん、平さんを中心としたスタッフキャストの皆さんが 素敵な映画を作り上げていく様子を近くで見させていただき、とても幸せな時間でした。 原作に魅了されたメンバーが、映画も良い作品にできるようにと、全員でベストを尽くした撮影だったと思っています。 この映画の中に、皆さんの日々と重なる瞬間が少しでもあり、 そして皆さんの人生にその余韻がほんの少しでも残れば嬉しいです。
リアルサウンド編集部