特許庁が広報誌61号「未来を創造!発明キッズ」を発行 小中学生の発明をインタビューで紹介
特許庁はこのほど、知的財産活用の成功事例や特許庁の最新ニュースを掲載する広報誌「とっきょ」61号「未来を創造!発明キッズ」を発行した。 特集では、小中学生の新鮮な発想や探究心から生まれた発明が、周囲の理解やサポートを得て特許化されたり、商品や事業のかたちをとって社会実装に結びついたりする事例に着目。子どもたちの柔軟な発想を知財制度の活用によって後押しする取り組みを、特許庁やINPIT(工業所有権情報・研修館)などによるさまざまな施策とともに紹介している。 特集1のインタビューは、環境問題に関心を持つ当時小学3年生の光浦更紗さんが発明した「繰り返し使えるストロー」と、父の光浦健太郎さんが引き継ぎ、特許権取得・商品化までつなげた「大人の自由研究」で、事業にも新たな気づきやアイデアをもたらしたことを紹介している。 特集2では、小学校時代から数々の発明で特許を取得し、さまざまな賞を受賞している嘉手納杏果さんにインタビュー。「『人の役に立ちたい』という想(おも)いから周囲の助けを得て数々の特許を取得した中学生発明家のこれまでの歩みなどに迫る」という内容だ。 このほか、漫画で「知財戦略どうやって取り組んでいるの?」や、支援事例紹介「知財支援はINPITにおまかせ!」などで実際の企業の取り組みを紹介している。