西田敏行さん 共演21年の“愛娘”米倉涼子に遺していた「肉声メッセージの中身」
《これからもずっと背中を追い続けていきます》 10月17日に亡くなった俳優・西田敏行さん(享年76)。22日にはテレビ朝日系で『ドクターX』特別編が放送され、主演の米倉涼子(49)は冒頭のように追悼メッセージを寄せた。 【写真あり】西田さんの弔問に訪れた米倉涼子 19日には、都内の西田さんの自宅に弔問に訪れた米倉。12月に公開予定の劇場版『ドクターX』のグッズTシャツと供花を抱え、目には涙を浮かべていた――。 ’13年10月に放送された2作目から『ドクターX』に出演し始めた西田さん。米倉はフリーランスの外科医・大門未知子、西田さんは未知子と敵対する病院長・蛭間重勝という役柄だった。 「初めての共演は’03年のNHK大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』。このとき、米倉さんは西田さんの圧倒的な演技に魅了され、台本にサインをもらったそうです。 その後の『ドクターX』の撮影で親交を深め、打ち上げで酔っ払った米倉さんが西田さんに抱きついたことも(笑)。B型同士で本当に気が合ったようです」(テレビ局関係者) 米倉との和やかな関係を西田さんはこう語っていた。 《米倉涼子ちゃんに『としちゃん』と呼ばれるのが好きで(笑)、ドラマの合間にゲームをしながら『俺、これわかんねーよ』って意図的に甘えたりしますね》(『FLASH』’17年10月17日号) 「としちゃん」「涼子ちゃん」と呼び合う関係だった2人。ただ、彼らの役者生活は山あり谷ありだった――。 西田さんは’01年に頸椎症性脊髄症を罹患。’03年には心筋梗塞で緊急入院した。さらに’16年にはベッドから転落し頸椎亜脱臼。そのわずか2カ月後には胆のう炎を発症し、胆のうを摘出した。 米倉も’19年に低髄液圧症候群を発症。’21年には急性腰痛症及び仙腸関節障害による運動機能障害と診断された。 「近年の西田さんは車いすや杖が欠かせない状態でした。それでも米倉さんの出演作は必ず視聴していたそうで、『涼子ちゃんの活躍を見ていると元気が出る』と話していました。 米倉さんは西田さんの娘たちと同世代。それもあって、米倉さんがわが子のようにかわいかったのでしょう。撮影がない時期にも連絡を取り合うほどの仲のよさでした」(前出・テレビ局関係者) 米倉にとっても西田さんは“父代わり”ともいえる存在だった。