『虎に翼』第17週「女の情に蛇が住む?」を振り返る 涼子と玉の新たな未来
NHK連続テレビ小説『虎に翼』(土曜日は1週間の振り返り)。第81話から第85話までの第17週「女やもめに花が咲く?」を振り返る。 【写真】徐々に底しれぬ“恐さ”が出ている片岡凜 第81話では、航一(岡田将生)の行きつけである喫茶ライトハウスを経営していたのは涼子(桜井ユキ)と玉(羽瀬川なぎ)だった。再会を喜ぶ寅子(伊藤沙莉)だったが、玉はある事情を抱えていた。二人はこの場所で、昼は喫茶店、夜は高校生に勉強を教える塾を開いているという。涼子たちの塾には山の境界線をめぐる民事調停で関わった森口(俵木藤汰)の娘・美佐江(片岡凜)の姿もあった。 第82話では、寅子は「学校に友達はいない」という優未(竹澤咲子)の発言が気にかかる。出勤すると、杉田(高橋克実)が深田(遠山俊也)をマージャンにしつこく誘っていた。自分が参加すると言いだす寅子だが、歓迎されない。そんな中、寅子は新潟地裁である暴行事件を担当することに。被害を受けた19歳の少年・元木(山時聡真)は、市内で頻発するひったくり事件に関わっているようだった。 第83話では、喫茶ライトハウスに呼ばれた寅子は、涼子と玉の「とっておきの料理」を懐かしむ。寅子は、玉に何か言いたいことがあると感じ取る。そんな中、航一から、市内で頻発するひったくり事件の犯人と名乗る人物が自首してきたと連絡が入る。おかしなことに、元木を含む7人の少年たちは学校も違い、何のつながりもないと言う。 第84話では、優未と稲(田中真弓)に留守番を頼みライトハウスにやってきた寅子は、玉と涼子が正面から話し合えるように手を打つ。玉は自分がいるせいで、涼子が好きなことができないのではとずっと悩んでいた。涼子は母・寿子(筒井真理子)が亡くなる際に残した言葉を打ち明ける。 第85話では、寅子は玉と涼子の決断を応援するため、また稲自身のためにも、稲を涼子たちに引き合わせる。また、寅子は航一と接するうちに、友達がいなくても強い心を持つ優未の考えを尊重できるようになる。
リアルサウンド編集部