名門・関西国際大がまさかの開幕6連敗で入れ替え戦の危機!巨人・大勢らの母校【阪神大学野球】
<2024 阪神大学野球連盟 秋季リーグ戦 第3節2回戦:大阪産業大3-0関西国際大>◇2024年9月25日◇さとやくスタジアム 高校時代、大阪桐蔭を苦しめた天理大大型右腕が急成長!故障を乗り越え24回無失点の快投【阪神大学野球】 関西国際大が苦しんでいる。2018年には明治神宮大会で4強入りを果たし、大勢(巨人)や益田直也(ロッテ)などを輩出した阪神大学リーグでも屈指の強豪校だが、今季は開幕から6連敗。4試合で完封負けと得点力不足に悩まされている。 2005年春から1部に戦いの場を移して以降、最下位になったのは2016年秋の一度だけ。「6連敗は初めて」と2003年から指揮を執る鈴木英之監督は話す。 投手陣も本来なら主力の堀陸人(4年=如水館)と時澤健斗(3年=神戸弘陵)が故障で離脱。今秋に主戦を担ってきた寺井恵太(2年=西脇工)も体調不良でこの日はベンチから外れた。 DeNA・中川虎大の弟である中川大雅(3年=箕島)など4投手の継投で3失点と投手陣は苦しい台所事情の中で踏ん張るも打線が3安打無得点と沈黙。満塁のチャンスを二度作ったが、いずれもものにすることはできなかった。 「試しながら、『こいつかな?』という状態です」(鈴木監督)と打線の中で核となる選手はまだ出てきていない。3、4番は野澤賜恩(1年=奈良大附)、伊藤皇輝(2年=履正社)と下級生が担っており、彼らの成長に期待したいところだ。 かつてない苦境にも「僕の中では完全に開き直っている」と鈴木監督に悲壮感は見られない。残り試合を全勝すれば、最下位を脱出して入れ替え戦を回避できる可能性は十分にある。強豪の意地を見せられるか。