センバツ2023 チーム紹介 攻撃編 高知(高知) 長短打重ね 堅実に得点 /徳島
秋の大会を通じての高知のチーム打率は3割1分3厘。派手さはないが、長短打をコツコツと積み重ねて、得点を生み出す「粘りの野球」が持ち味だ。打率4割を誇る木村星太朗(じょうたろう)(2年)ら上位打線が出塁し、クリーンアップで返すのが得点パターン。 四国地区大会準決勝の英明戦では、10四死球を得ながら5安打と奮わず、2-4で敗北。「勝ちきる打力」を得るために、冬の練習では初心に立ち返ってフィジカルアップに励んでいる。4番を期待されながらも、けがで四国大会に出場できなかった門野結大(ゆうと)(2年)も練習に復帰。「大事な場面で絶対に打てるように」と1日500回の素振りを自ら課している。 浜口佳久監督は「大会後、選手たち自らで足りない部分と向き合ったことで、おのおの成長につながっている」と力を込める。2番の福井翔英(2年)や7番の高木心寧(もとやす)(同)は秋の大会で、ともに4盗塁を記録。足や小技を生かした得点にも期待がかかる。【小宅洋介】 ……………………………………………………………………………………………………… ◇高知の秋の大会の打撃成績 ・打率 .313 ・本塁打 0本 ・三振 25 ・四死球 47 ・犠打飛 21 ・盗塁 15 ※県大会、四国地区大会の計7試合