元県民局長の私的情報拡散、兵庫県が第三者委を設置 年度内に報告目指す
兵庫県の元西播磨県民局長の公用パソコンに記録されていたとされる私的情報などが、交流サイト(SNS)上で拡散されている問題について、斎藤元彦知事は8日の会見で、調査のための第三者委員会を7日付で設置したと明らかにした。複数の弁護士が委員を務め、3月末までをめどに報告をまとめるという。 【写真】 「巳年の年男。ひと皮むけたと言われたい」斎藤知事 公用パソコンに保存されていたとされる情報は昨年11月末以降、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志代表がSNSや動画サイトに投稿するなどして拡散。県法務文書課によると、第三者委は、その情報が県保有の情報と同一のものか▽漏えいが公益通報に該当するか▽漏えいの経路などの事実関係-を調査するという。報告を公表するかどうかは未定。 公益通報に関する調査について斎藤知事は「当該情報を把握された方が『公益通報として受けた』と主張していることを踏まえた」とした。削除要請などの対応を問われると「まずは第三者委でしっかり調査することが大事」とした。