プレーオフ1回戦を突破したキャバリアーズがJB・ビッカースタッフHCを解任
5月24日(現地時間23日)。クリーブランド・キャバリアーズは、JB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)を解任したことを発表した。 NBAチームのアシスタントコーチ(AC)として10シーズン以上の経験を持つビッカースタッフは、これまでヒューストン・ロケッツ、メンフィス・グリズリーズで指揮を執ってきた人物。 2019-20シーズンにアソシエイトHCとしてキャブズへ加入すると、同シーズン途中にジョン・ビーラインHCの後任として指揮官へ昇格。約5シーズン指揮を執り、レギュラーシーズン通算329試合で170勝159敗を残した。 キャブズはダリアス・ガーランド、エバン・モーブリー、ジャレット・アレンらを中心にチームを構築し、ドノバン・ミッチェルが加わった昨シーズンからプレーオフへ進出。 今シーズンはイースタン・カンファレンス4位の48勝34敗でレギュラーシーズンを終えると、「NBAプレーオフ2024」ではオーランド・マジックを4勝3敗で下してここ6シーズンで初のカンファレンス・セミファイナルへ駒を進めた。 そのカンファレンス・セミファイナルではボストン・セルティックスに1勝4敗で敗れてプレーオフ敗退となったのだが、アレンがシリーズ全休、ミッチェルも2試合を欠場するなど主力のケガに悩まされた。 直近2シーズンで99勝もしていたキャブズだったが、プレーオフでさらにその先まで勝ち上がるべく、ビッカースタッフに代わって新たな指揮官を招くことになる。 『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、キャブズの次期HC候補に挙がっているのはケニー・アトキンソンとジェームズ・ボーレゴ。現在ゴールデンステイト・ウォリアーズでACを務めるアトキンソンは、ブルックリン・ネッツで指揮を執っていた時にアレンとキャリス・ルバートをコーチしていた。 ボーレゴはシャーロット・ホーネッツで指揮官をこなした実績があり、現在はニューオーリンズ・ペリカンズでACを務めている。
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