【阪神】高校時代のスターとの初対戦に燃える前川右京 左翼レギュラー死守へ「頑張るだけ」
阪神前川右京外野手(21)が、ヤクルト奥川との初対戦にハートを燃やした。土砂降りの中、足早にバスに乗り込む直前。「明日、奥川さんなんですか?」と足を止め、笑顔を見せた。 【写真】高校時代のスター 智弁学園(奈良)に入学直後から主力を張った前川。当時3年生で全国クラスのスターだったのが星稜(石川)の奥川だ。前川は1年夏から4番として甲子園出場。だが星稜との対戦は果たせず敗退。炎の投球で準優勝まで駆け上がった奥川の姿はあまりに印象的だった。練習試合も含めて「対戦経験はなかったですね」と振り返った。 前日27日の中日戦(甲子園)では適時二塁打2本で、打線を引っ張った。一気に波に乗りたいヤクルト戦。野口ら新しいライバルも出てきたが、左翼のレギュラーを譲るつもりはない。「明日からも頑張るだけですね。それしか言えないです」と短い言葉に闘志を込めた。【柏原誠】