森田剛主演『劇場版 アナウンサーたちの戦争』8月公開決定!キャスト総勢14名のコメントも
高良健吾(館野守男 役)
言霊という言葉があるように、言葉には凄まじい力があります。 その言葉がどのように扱われ、利用され、皆が信じていたものが崩れていったのか、この作品に関わる事で、 役を演じる事で、自分自身苦しい想いをした事を今でも思い出します。 今は結果が分かっているからこそ、戦時中の事を様々な考えで、言葉で意見する事ができますが、 当時生きていた人達は今を必死に生きていくしかなかった。 『アナウンサーたちの戦争』は今の世に必要な作品です。 アナウンサーという職業を選ばなかった、遠くに感じている方にも響くものが必ずあります。 当時放送されたものとは違う編集で劇場公開されます。 是非劇場でご覧下さい。
安田顕(米良忠麿 役)
“言葉”という、誰もが持っているものが人を救ったり時には凶器になったりすることを突き付けられる作品です。 学徒出陣。かつて、旧国立競技場で行われたそのイベントの実況を拒否したアナウンサー役の森田剛さんが、誰もいない雨の中、魂の言葉を吐露する箇所があります。この作品のその一片に、そこの森田剛さんの魂の芝居に、心打たれました。学徒が、出陣したんです。子供を、出兵させたんです。人を、殺しに行かせたんです。 そこに、右も左も、上も下も、ありません。それを肝に銘じたはずの戦後80年の只中に、この国の我々は生きています。この作品が届いて欲しいと願うのは、とにもかくにも、その一片に至るシークエンスです。 あの瞬間を遺そうとする森田剛さんの演技です。嘔吐に至るほどの言霊をぶち撒けるあなたの芝居に、感情を揺さぶられました。ありがとう!!!私的な言葉を、公に伝えてしまい、すみません。いつかメールアドレス教えてください(笑)日常の何気ない言葉の積み重ねに、その先があります。争いごとが他人事ではなくなってきた現代だからこそ、過去を知り今を見つめ、未来を考えるきっかけになることを願います。是非、劇場でご覧ください。
大東駿介(志村正順 役)
戦争が過去の話ではない、他人事ではすまない“今”を生きる人間として、放送に携わる人間として、 痛いほど、恐ろしいほど感情移入した作品です。 アナウンサー志村正順氏のアナウンス音源から伝わる当時の“今”をしっかりこの作品に宿したつもりです。 是非劇場で受け止めて頂きたいです。