【ONE】“竜巻旋風脚”北野克樹の本戦デビューが決定、6・8『ONE 167』でリアム・ハリソンと対戦
2024年6月8日(土)タイ・インパクトアリーナ『ONE 167』(U-NEXT配信)にて、北野克樹(誠至会)が本戦デビューを果たすことが発表された。 【写真】空手仕込みのムエタイにはない蹴り技を使う北野 北野は関西の名門・誠至会のエースで、回転系の蹴り技を得意とし“竜巻旋風脚”の異名を持つ。2020年9月にベテランの健太から判定勝利を奪うと、11月にRISE初参戦で当時11戦無敗と勢いに乗る山田洸誓にプロ初黒星を付けた。これまでHOOST CUPウェルター級王座、WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王座、NJKF同級王座、WPMFインターコンチネンタル同級王座、IOCインターコンチネンタル同級王座と五冠を獲得。 BOMで行われた「ROAD TO ONE ムエタイ」のウェルター級トーナメントで2023年4月に優勝し、10月の『ONE Friday Fights 38』に初出場。ハリル・キュトゥクチュからヒジ打ちでダウンを奪って判定勝ちし、2戦目にして本戦出場のチャンスを得た。また、ラウェイルールにも挑戦してKO勝ちしている。 その対戦相手はレジェンド的存在となっているリアム・ハリソン(英国)に決定。ハリソンは13歳でムエタイを始めると15歳でプロデビュー。瞬く間に頭角を表し、2004年にWAKO-PROで-62kg級世界王座に就くと、2006年にはWPMF世界スーパーライト級王座を獲得。2007年にWMC世界ライト級王座に就くと、2014年にはWBCムエタイ世界ウェルター級王座も獲得した。増田博正、宮越宗一郎、野杁正明、大和哲也ら日本人選手との対戦も多く日本にもその名を知られている。 ONEでは2018年12月の初登場以来、ペットモラコット、ロートレックに連敗を喫したが、モハメド・ビン・マムード、ムアンタイに連続KO勝ちして2022年6月に当時のONEムエタイ世界バンタム級王者ノンオーに挑戦したが、1RにカーフキックでKOされて王座奪取ならず。今回はそれ以来の試合となる。 空手仕込みの多彩な蹴り技と倒せるパンチとヒジを持つ北野がレジェンドに引導を渡すか、それとも38歳のハリソンが得意のヒジでまだまだ健在ぶりを証明するのか。 北野は「前回のONEフライデーファイツデビュー戦では、日本とは違う雰囲気を味わうことができました。ファンの方々は選手一人ひとりにリスペクトを持って応援してくれていました。今回の試合のオファーをもらった時は、相手のことを昔から知っていてビッグネームなので、これ勝ったらでかいなと。団体の先輩も過去に戦っていたので、まさか自分が戦うんだ、と思いました。思い切ってやってやろうと思いましたね。 いつも応援してくださる皆さん、ありがとうございます。今回、ビックネームの知名度のあるリアム・ハリソン選手と戦うことになりました。僕自身、かなり気合入っています。皆さんに良い試合を届けられるように全力で頑張っておりますので、応援よろしくお願いします!」とコメントを寄せている。
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