愛媛が2-1で甲府に逆転勝ち(Getty Images)

[4.27 J2第12節 愛媛 2-1 甲府 ニンスタ] 　J2第12節が27日に開催され、11位愛媛FCはホームで5位ヴァンフォーレ甲府に2-1で勝利した。エースFW松田力を出場停止で欠きながらも、逆転で4試合ぶりの白星。敗れた甲府は3戦ぶりの黒星となった。 【写真】元日本代表FWの最新ショットに反響「EXILEの人?」「ローランド様にスカウトされそう」 　先手を取ったのは敵地に乗り込んだ甲府。前半13分、カウンターからFWピーター・ウタカがドリブルで攻め上がり、右から中央へ持ち出しながらペナルティエリア左のMFアダイウトンにつなぐ。アダイウトンがワンタッチで右斜め前方に送ると、3人目の動きで中央を駆け上がっていたDF関口正大がトラップから左足で流し込み、今季初ゴールを記録した。 　甲府の鮮やかなコンビネーションで先制を許した愛媛だったが、前半アディショナルタイム3分に左CKから同点に追い付く。キッカーのMF石浦大雅が左足でアウトスイングのクロスを入れ、DF森下怜哉が頭でファーへ。マークを外して飛び込んだDF小川大空が右足で決め、3試合ぶりとなる今季2得点目を挙げた。 　1-1となった直後に前半終了のホイッスルが鳴ると、ハーフタイム明け早々の後半2分にも愛媛がゴールを奪う。左サイドの石浦が粘り強いキープからタッチライン際のDF山口竜弥に預け、前方へランニング。山口の縦パスを受けたMF谷本駿介がペナルティエリア左脇から中央へ送ると、相手に当たったボールをFWベン・ダンカンが落とし、これに反応した石浦が見事なファーストタッチから左足でネットを揺らした。 　石浦は2試合ぶりとなる今季3ゴール目を奪取。愛媛が甲府に負けじと華麗なパスワークを見せ、2-1と逆転に成功した。 　愛媛は追加点、甲府は同点弾を狙って互いにゴールへ迫る展開の中、後半24分に甲府MF鳥海芳樹がペナルティエリア左外から左足でクロスを送る。ファーのウタカが相手と競り合いながら強烈なヘディングシュートを放つが、GK徳重健太のビッグセーブで得点とはならない。愛媛は終盤も徳重を中心にピンチをしのぎ、2-1で逃げ切った。 　次節は5月3日に行われ、愛媛はアウェーで徳島ヴォルティスと、甲府は本拠地で大分トリニータと対戦する。