高速バス4月からダイヤ改定 新宿、名古屋、長野の3路線 飯田商工会館バス停は廃止【長野県飯田市】
信南交通(長野県飯田市大通)など高速バスの共同運行会社6社は、高速バスの「飯田伊那・新宿線」「飯田・名古屋線」「飯田・長野線」の3路線について、4月1日からダイヤを改定する。3線共通としてバス停「飯田(飯田商工会館)」を廃止し、「飯田駅前」を起終点とする。 4月からの労働規制の強化(2024年問題)に対応するため。特に新宿線は多くの便で時間が変わり、大がかりなダイヤ改定は十数年ぶりという。 新宿線は上り(新宿行き)の始発の時刻を遅くし、飯田駅前発を午前4時半から同5時に変更する。上りの特急便を1便増やし4便にする。 コロナ禍以降は1往復を運休しているが、4月からコロナ前と同じ1日17往復で運行する。これまで基本1時間間隔で運行していたが、一部で間隔をつめ本数を増やした。 名古屋線は商工会館バス停が廃止になるのみで、時刻の変更はない。コロナ禍以降、飯田発と名古屋発ともに4便を運休しているが、4月以降も変更せず11便で運行する。 長野線は長野行き各便で飯田駅前発の時刻を1分ずつずらし、5分単位の分かりやすい時刻に変更する。現在、長野行き飯田行きともに4便運休し、4便運行しているが、ダイヤ改定後も変更はない。 同社高速乗合課は「乗務員不足という業界全体を取り巻く状況があることをご理解いただきたい。これからも3路線が地域住民の生活を支える重要な路線と位置づけ、少しでも利便性が上がるよう努めていきたい」としている。 問い合わせは同社飯田予約センター(電話0265・25・0007)へ。