「芸能界という場所で自分を変えたい」 MEGUMIが葛藤しながら見つけた “心に効く”自分への処方箋
タレントや女優のほか経営やプロデュースなど多彩なフィールドで手腕を発揮しているMEGUMIさんが、この度『心に効く美容』を新たに上梓。今回は外側からの美容だけでなく、心を丁寧に慈しむためのハウツーがたっぷりと掲載されています。 【画像】 MEGUMI 「芸能界という場所で自分を変えたい」 “心に効く”自分への処方箋 外から見える自分と本当の自分とのギャップに悩み、乱高下する自分の感情をコントロールするために、MEGUMIさん自らが探し求めてきた“心の処方箋”とは、どんなものなのでしょう? 悩み多き30代を経て40代を迎えたMEGUMIさんのインタビュー後編。
クセが強い役なら、MEGUMI。そう言われるようになるのが目標
――お忙しい毎日だと思いますが、MEGUMIさんは推し活にも積極的ですね。住職さんのほか、一番の推しは……。 建築家の安藤忠雄先生です! 本当に大好き。 ――安藤忠雄さんに辿り着いたきっかけは何だったのでしょう? もともと建築が好きなんです。お寺とか神社など、“釘を一本も使ってない”建造物とか、もう本当にすごい! と思うタイプ。そういった“圧倒的”なものに憧れがあります。サグラダファミリアとかもそうです。ガウディが最初に設計図を描いて、あらゆる人を巻き込んで形にしたというプロセスにエモーショナルを感じます。 私自身も作品を作るときに、同じ感覚を味わうんです。自分で企画を考えて、マネージャーに伝えて、そこからプロデューサーに話して……。最初は3人だったのが5人になり、10人になり、さらに50人にまで広がって、最終的には何万人という人に見ていただくわけですから、そのプロセスと少し重なり合う感じがしているんです。 しかも建築家はそれを街の中に置いていっているわけです。安藤さんは40代から海外に目を向けて、実際に海外での仕事を増やしていかれました。かなり臓器を摘出されていると聞いていますが、今が一番! というほどお仕事をされていて、その生き様も含めて、安藤さんは私の推しです。 ――本書の中でも、「安藤忠雄さんの内面とモニカ・ベルッチの外面が理想」と書かれていたのが、印象的でした。日本にも素敵な女優さんや先輩がたくさんいらっしゃると思いますが、MEGUMIさんの憧れの方はどなたですか? YOUさんは仲がいいんです。めちゃくちゃ可愛いし、愛されキャラ。私はYOUさんみたいにはなれないけれど、年齢を重ねてあんなふうに“緩んで”いくのはすごくいいなぁって思います。 あとは樹木希林さん。残念ながら、お目にかかったことはありませんでしたが、見事な生き様を見せて頂いたと、ずっと思っています。役者としてのユーモラスなお芝居は、自分も目指したい部分ですし、彼女は日本の文化が漂う女優さんだったので、そこも、勝手ながら継承したいと思っています。 年齢を重ねるごとに、お着物を着る機会やお茶を点てる機会が増えたりします。そういうところを“香り”として漂わせられるような人になりたいと思います。希林さん、すごくファンなんですよね。 ――役者業として、MEGUMIさんが目指すもの、今後の課題と感じていらっしゃる目標などを教えて頂けますか? 「クセが強い役といえばMEGUMI」と言われるようになりたいですね。まともな役はあまり来ないのですが、本当に役者は楽しいと純粋に思っているので死ぬまでやりたい! 今は映像を見る時間があまり作れないのがダメだなと思っているので、もっとちゃんと映画館に足を運ぼうなど、インプットの時間をしっかり取ることを気を付けています。