警視総監「総合力挙げて解明を」 匿名流動型犯罪グループ対策で
26日付で就任した警視庁の緒方禎己警視総監(60)が31日、共同通信のインタビューに応じ、広域強盗事件をきっかけに存在が注目された「匿名・流動型犯罪グループ」について「あらゆる部門の情報を持ち寄り、総合力を挙げて解明したい」と述べた。 交流サイト(SNS)でつながる匿名・流動型犯罪グループは「闇バイト」で強盗や特殊詐欺などの実行役を募集し、犯行を繰り返す。緒方氏は「指示役を捕まえない限り、実行役が入れ替わるだけで犯罪の連鎖は続く」と指摘。「指示役が手を染める多種多様な犯罪を捜査することで、追い詰めていくことが大切」と強調した。