【ONE】初参戦のKANA、メクセンの牙城を崩せず判定負け
■『ONE Friday Fights 92』(20日 タイ・バンコク/ルンピニースタジアム) 今大会でONE初参戦を果たした元K-1女王のKANAが、第3試合でアニッサ・メクセンと対戦し、3ラウンド判定0-3で敗れた。 初代K-1 WORLD GP女子フライ級王者のKANAは、今回が1年ぶりの復帰戦にしてONE初参戦。対戦を長年熱望していたメクセンは元GLORY女子スーパーバンタム級チャンピオンで、これまでに100戦以上も戦いながら1度もダウンをしたことがない、まさにレジェンド戦士。KANAは試合前に「初めて自分が1回でもダウンを奪えば、本当に1つ上に行けるのかなと思います」と意気込んでいた。 第1ラウンドのゴングと同時にKANAが前に飛び出すも、メクセンは落ち着いて距離を取り、リーチを生かしてローキックをヒットさせる。KANAも近い距離に持ち込んでパンチを狙うも、メクセンもスピードのあるパンチをKANAの顔面に当ててペースを譲らないまま、3分間が終了した。 第2ラウンドもメクセンがリズムよくキックとパンチを散らしながらKANAを攻める展開が続き、KANAもステップで間合いを詰めて攻撃するも連打にはならず。メクセンの試合巧者ぶりでKANAにダメージを蓄積させた。 最終第3ラウンド、前に出るしかないKANAだがメクセンはそれを許さず、逆に迎え撃つ構えからKANAの顔面にパンチを的確にヒットさせる。試合終盤でもパンチとキックのコンビネーションでコントロールしたメクセンが、判定3-0で勝利を収めた。