一番ヤバいのは? J1降格危険度ランキング2位。深刻な決定力不足…。ズルズル下がりそうな関東クラブは?
2024シーズンの明治安田J1リーグは第20節まで終了し、早くも折り返しを迎えている。今回は、リーグ前半戦(第19節まで)を終えてJ2降格の危機に瀕しているクラブを「降格危険度」で査定し、ランキング形式で紹介する。(スタッツは6月28日時点のデータサイト『transfermarkt』とJリーグ公式記録を参照)
2位:柏レイソル 前半戦順位:13位 前半戦成績:19試合5勝7分7敗 中位で前半戦を終えた柏レイソルだが、後半戦には大きな不安が残る。試合を終えるごとにJ2降格が近づいている…そう表現してもあながち間違っているとは言えない危険な状況だ。 開幕3試合を2勝1分と上々の結果で終えたものの、そこからは不安定なパフォーマンス。前半戦を締めくくる第19節サンフレッチェ広島戦(0-1)に敗れたことでリーグ戦4連敗となり、最悪の形で後半戦に突入することになった。 なぜこのような結果になってしまったのか。不振の要因の1つに、深刻な決定力不足が挙げられる。前半戦の得点数は、降格圏のチームのそれとさほど変わらない18にとどまった。 どの試合でも柏のボール保持率やシュート本数は相手に劣っていない。それどころか、相手を遥かに上回るシュート本数を記録する試合も。第20節終了時点で、柏の1試合当たりの「ゴール期待値(xG)」は「1.53」を記録しており、これはJ1全20クラブの中で5番目に高い数字だ。 それでも、個人が決めるべきタイミングで決めきれない。カウンターの精度向上が喫緊の課題だ。ゴールが奪えないチームに待っているのはJ2降格だ。前半戦は苦しんだエースFW細谷真大が、後半戦でどれだけ点を奪えるかが鍵を握るだろう。 先日行われた京都サンガF.C.戦(2-2)では、後半アディショナルタイムに追いついて連敗を阻止。降格圏に沈む京都に引き分けて、5試合ぶりに勝ち点を掴んだ。これが復活の狼煙なのか、あるいは単に未勝利の試合数を伸ばしただけなのか。同じく残留を争うサガン鳥栖との試合の結果が、京都戦の評価を決めることになる。
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