竹之内極は初戦最後方から追い上げ3着 ターン勝負で予選突破目指す【からつボート・ウエスタンヤング】
◇15日 ボートレース G3・第11回ウエスタンヤング初日(佐賀県・からつボート) シリーズ初戦の初日6Rは3コースから3着。竹之内極(29)=福岡=はコンマ15の5番手スタートで、バックは最後方に置かれたが、それでも持ち味である道中戦で追い上げた。「あの1Mの展開で3着なら、よしですね。足は少し伸び型だったけど、あまり好みじゃないので終わって両面叩き変えました」。舟足の課題は感じながらも、着をまとめられて安堵(あんど)の表情を見せた。 前期は勝率5・46と自己最高をマーク。7月からは初めてA2級昇格を決めている。デビュー2年5カ月目の2019年3月に蒲郡で初優出するなど早くからその実力の片りんは見せていたが「あれから結構、伸び悩みました。思っている以上に時間がかかった」。苦手とする冬場の調整など壁にぶつかりながら、それでも着実に力を付けている。 学生時代は柔道、レスリングに没頭。青学大時代はレスリングで全国大会3位の実績もある。がっちりした体格で、体重は初日でも55・6キロとやや重めだが「無理に減量したこともあったけど、手がつったり悪影響もあったから」と軽量化ではなく旋回力、調整力に磨きをかけている。今節もS勝負に付き合うつもりはない。「このメンバーでS合戦しても仕方ない」。あくまでもターン勝負にこだわり、まずは予選突破を目指す。
中日スポーツ