3月31日は「国際トランスジェンダー認知の日」 トランスジェンダーであることを公表している、世界で活躍中の著名人たち
映画やドラマでの描写、音楽シーンやスポーツ界での活躍など、トランスジェンダーの可視化は近年増え続けている。ここでは、3月31日「国際トランスジェンダー認知の日」を前に、俳優やスポーツ選手など、多方面で活躍するトランス・セレブたちをご紹介。 Translation: Tomoko Takahashi From Seventeen US
エリオット・ペイジ
2020年12月、エリオットは自身がトランスであり、“he/they”の代名詞を使っていることを自身のSNSで明かした。「これを書けて幸運だと思います。ここにいられることも、人生でこの場所にたどり着けたこともです。私の旅路を支えてくれた、素晴らしい人々にとても感謝しています。真の自分を追求でき、ようやく自分という人間を愛せるようになったことは、言葉では言い表せないほど素晴らしいこと。トランスジェンダー・コミュニティのたくさんの人からインスピレーションを受けてきました」 そして、投稿の最後にこう書き記した。「自分がトランスジェンダーであり、クィアであることも愛しています。自分自身を理解し、自分という存在を受け入れれば受け入れるほど、夢は膨らみ、心は成長し、より生き抜くことができていると感じています。ハラスメントや自己嫌悪、虐待、暴力の脅威と日々向き合っているすべてのトランスジェンダーの人へ、私はここにいて、あなたを愛しています。そしてこの世界をより良く変えるために、全力を尽くします。これを読んでくれてありがとう。愛をこめて、エリオット」
ケイトリン・ジェンナー
元オリンピック選手であり、『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で知られるケイトリンは、2015年にトランスジェンダーであることを告白し、世間を驚かせた。2021年には、共和党候補としてカリフォルニア州知事に立候補したことも。
クイン
カナダ代表のサッカー選手クインは、2020年にSNSの投稿でトランスジェンダーであることを明かした。ミッドフィールダーとして女子サッカーチームでプレーし、2016年リオ五輪ではチームを銅メダル獲得に導いた。2021年の東京五輪では、カナダ女子サッカーで初の金メダル獲得に貢献し、また初のオリンピック出場および金メダリストのトランスジェンダーとなった。 「私は、自分と似た境遇の人が近くにいないクィアの人たちのSNSフィードに登場したいと思います。数年前に私の人生を救ってくれたのは、そのような人々なのです」
ヴァレンティーナ・サンパイオ
2019年、ブラジル人モデル兼俳優のヴァレンティーナは、「ヴィクトリアズ・シークレット」初のトランスジェンダーモデルとなった。さらに、2020年には『スポーツ・イラストレイテッド』誌の水着号に登場した初のトランスジェンダーモデルとして、壁を打ち破り、新たな道を切り開いている。