J2仙台 DF小出悠太が13日山形戦に闘志…元同僚MF気田との対決へ「ぶっ飛ばしたい」
J2ベガルタ仙台は10日、ホーム・ユアスタで13日に行われるモンテディオ山形との「みちのくダービー」に向けて仙台市内で調整した。昨季はそれぞれのホームで勝利し、1勝1敗と五分。今季CBの一角として頼もしい活躍をしているDF小出悠太(29)が意気込みを語った。 ここまで全9試合に出場しているDFは、J2屈指の対人能力を武器にボールを刈り取り、幾度となくチームを救ってきた。好調の要因には「チーム全体でやるべきことがハッキリしている」と語り、「前線の選手がいいプレスに行ってくれたら後ろも狙いやすい」とイレブンに感謝した。 対する山形には同じ千葉県出身で、昨季まで仙台に所属したMF気田亮真がいる。気田とは一緒に旅行に行き、全体練習後に1対1で何度も勝負するなど、公私ともに仲良く過ごしてきた。「そういった選手と敵としてやれるのもサッカー選手としてのだいご味。ぶっ飛ばしたい」。知り尽くしている相手を全力で止める。 警戒するのは気田だけではない。「サイドに力のある選手がいるので、そこはしっかりと気をつけたい」と気を引き締めた。昨季、敵地での対戦時は1―4で敗れ、苦渋を味わった。「毎試合、死にものぐるいで戦っているので、いつも通り準備したい」。相手の攻撃を徹底的に潰し、勝利に導く。(山崎 賢人) 〇…宮崎キャンプ最終日の2月18日に左膝裏を負傷し、一度は回復しながら再発して別メニューで調整していたDF内田裕斗(28)が完全合流した。新加入の若手が自分が出場していたであろうサイドバックでチームに貢献する姿に「良い刺激や焦りもあった」と率直な心境を話した。同じく長期離脱していたDF真瀬拓海とは「俺たちの時代が来るように頑張ろうぜ」と互いに鼓舞してリハビリを続けてきた。「早くチームの力になれるよう練習していきたい」と言葉に力を込めた。
報知新聞社