【その力強さと真っ直ぐな心はおじさん世代の憧れ!】“笑わない男”にショパールがよく似合う!
稲垣啓太選手の今年の漢字は「瞬」。「終わってみたら本当に一瞬だった!」
身長186cm、体重115kg、ポジションはプロップ、日本代表キャップ53を誇るラグビー選手、稲垣啓太選手。 【画像】ショパール・アルパイン イーグル×稲垣啓太を見る 今年のラグビーワールドカップでは、残念ながら2019年日本大会に続くベスト8進出はなりませんでしたが、 12月10日にジャパンラグビートップリーグが開幕。稲垣選手が所属する埼玉パナソニックワイルドナイツは初戦に快勝しています。 稲垣選手といえば“笑わない男”が代名詞で、W杯が終わった後、モデルの奥様との熱い抱擁も話題になりましたが、ショパールのジャパンアンバサダーとして広告ビジュアルにも登場しています。 ショパールブティック銀座本店を訪れた稲垣選手が、スペシャルインタビューに応じました。
日本のラグビーについて本音を吐露「観ていて楽しくても最後に負けてたんじゃダメ」
――これまで、周りの方々の言葉や行動で、稲垣さんの心が動かされた印象的な出来事はありますか? 僕とリーチマイケル選手が、「日本代表である自分たちが、大事にしているものは何なのか?」というのを、大きな試合の前にみんなに説いたことがあります。 「侍が日本刀を抜く意味って、何なんだろう。みんな、知っていますか?」と。抜いたら、自分が殺されてしまうか、相手を斬って殺してしまうか、その二択しかないんですよ。そのシチュエーションが、試合前の自分たちにすごくハマっていたんです。 「その刀を抜くために、自分たちはトレーニングをしてきたし、技術を積み上げてきた。あとは振り下ろす覚悟、メンタルを作るだけ。それを持ってグラウンドに出よう」と。 そういった日本の精神性の部分がリーチさんから出てくるというのは、グッとくるものがありますよね。僕よりもさらに長く代表に携わってきた先人なので、すごく大事なことをわかっているというか。 でも、それをチームのメンバーに話したのは僕なんです。自分が伝えなくてはいけなかった。「自分が刀を抜くときはいつなのか。実行するときはいつなのか。やるか、やられるか」。そんなシチュエーションはなかなかないかもしれませんが、でも、やらなきゃいけない時がある。「どんなに苦しいシチュエーションでも、その精神性を絶対忘れるな」と。いまだに自分の心に強く残っています。 ――稲垣さんが思う、日本のラグビーで“誇れるポイント”は? みんなが憧れてくれるような強い存在でありたいというのが、代表の活動の中でのテーマです。でも、勝たないと憧れてくれる人もいなくなるでしょうし、結果を出さないと応援してくれる人たちも納得してくれないでしょう。僕はやはり、勝ち続けることが一番大事だと思っています。 日本代表のラグビーは、昔と比べると観ていて楽しくなったと思います。それは、アタックして、ボールが動いて、攻め続けるから、観ている人たちは「面白い」と感じるのだと思います。でも結局、最後の最後に勝たないと満足してもらえないと思うんです。 観ていて楽しいけれど、最後に負けていては、やっぱりダメだと思います。観ていて楽しいし、最後に勝つから「日本代表はやはり強いんだ!」と。そう思ってもらえた時、僕らはそこを誇りに思うことができるんだと思います。そういう存在であり続けたいです。 ― 2023年ももうすぐ終わりますが、今年を漢字1文字で表すとしたら何ですか? 「瞬」です。時間をかけて積み上げてきたと思っていたのですが、終わってみたら本当に一瞬だったなと強く感じました。だからこそ時間ってすごく大切だと思いますし、終わってしまったことにはもう戻れないですし。 大事なことはこれから自分が何をしていくかだと思うので、そういう瞬間も忘れないでいきたいなと。負けた悔しさも忘れないでいたいので、そういった理由でこの漢字を選びました。 ――12月といえばクリスマス。今年のクリスマスの予定や大事な方へのギフトは決まっていますか? 相手に喜んでもらえるような何かをしたいとは思っているのですが、それが何なのかというのはまだ明確にはないです。妻を祝った時に喜んでくれる顔が好きで、その顔を見ると「良かったな」と思うのですが……。 逆に、何をしたらいいですかね?(笑)でも、何をしてもきっと喜んでくれる気がしているので、自分の考え得るプランを持って頑張りたいと思います