米軍、一時停止していたオスプレイ飛行を再開 沖縄・宜野湾市の米軍普天間飛行場で
米軍は11日、一時停止していた輸送機オスプレイの飛行を再開した。米海兵隊のMV22オスプレイが24機配備されている沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場では、早朝から隊員らが機体の整備点検を開始。午前10時1分に1機目のプロペラが回転し、同13分に離陸した。宜野湾市上空から沖縄本島東海岸方面に向かい、同27分に着陸した。 米海軍航空システム司令部は11月20日にニューメキシコ州のキャノン空軍基地で空軍特殊作戦群のCV22オスプレイが墜落寸前の事故を起こしたことを受け、全軍に飛行を一時停止するよう提言した。米国内の海兵隊は6日(米国時間)から飛行を一時停止しており、運用再開は4日ぶりとみられる。 米軍の一時停止措置を受け、日本側は10日から陸自が保有するオスプレイ全17機の運用を災害派遣など必要な任務を除き、一時見合わせると発表した。 昨年11月には鹿児島県屋久島沖で、米空軍のCV22が墜落事故を起こして乗員8人が死亡した。米軍は同12月にオスプレイの飛行を停止して今年3月に解除したが、再び飛行停止措置を講じていた。