昨季王者のBL東京が16点差はね返して白星発進 リーチ主将「修正できて勢いをつくり出せた」/リーグワン
リーグワン1部第1節最終日(22日、横浜21-28BL東京、日産スタジアム)昨季の王者・BL東京が16点差をはね返して白星発進した。BL東京は勝ち点4、昨季4位の横浜は7点差以内の敗戦によるボーナスポイント1を得た。 前半、ペースを握ったのは横浜だった。6分にSO田村優が先制PGを決め、14分には左サイドへのキックのバウンドが変わるところを取り返してつなぎ、南アフリカ代表SHファフ・デクラークがトライ(田村ゴール)。田村は26分、30分と2本のPGを決め、16-0とリードを広げた。BL東京は39分、日本代表FB松永拓朗がトライ(ゴール)を返し、9点差として前半を終えた。 後半は一転、BL東京の流れとなり、5分にニュージーランド代表FLシャノン・フリゼルのトライ、同SOリッチー・モウンガのゴールで14-16とすると、15分にはCTBセタ・タマニバルのショートキックをモウンガが巧みに受けて逆転トライを決め、21-16に。23分に横浜WTBヴィリアメ・タカヤワに左隅に走り込まれ同点とされたが、田村のコンバージョンキックにモウンガが猛ダッシュしてチャージに入り、ボールは右にそれた。そして30分、急きょ先発に入ったCTB真野泰地が勝ち越しの決勝トライをあげて、BL東京が逃げ切った。 BL東京NO・8リーチ・マイケル主将は「本当にきつかった。前半の終わりごろから修正できて、勢いをつくり出せたのが勝利の要因。理想通りではないけれど、勝ててよかった」とホッとした表情を浮かべた。