【2024インターハイ】大勝ではなく、下級生を育てながら僅差で勝つことで3連覇を成し遂げた京都精華学園
山本コーチが中高一貫で指導していることもあり、京都精華学園は練習試合の数が少ないチーム。今年はインターハイ予選まで高校と試合したのは一度だけで、下級生を育てるための練習に時間を費やしながら、少しずつチームを強くしようとしたのである。石渡、満生、坂口の貢献は、3連覇を成し遂げるうえで欠かせなかったし、練習を積み重ねてきた成果と言えるもの。山本コーチは3連覇達成後、これからのチームについてこのような言葉を残した。
「リスクなくして成長はないなと、改めて思っております。下級生に対する期待と言いますか、来年、再来年も徹底して強いチームを作っていこうと。堀内や八木に憧れて入学してくれていますので、うちの良さを活かしたバスケットをより完成させたいと思っております」
ウインターカップ3連覇という次の大きな目標に向けて、京都精華学園はこれからも成長への道のりを歩み続ける。
文:青木崇
青木 崇