年々減少する被爆者…「戦争・核兵器使用絶対だめ」だけは強調したい 笠岡市で原爆死没者鎮魂式【岡山】
岡山放送
広島市に原子爆弾が投下されて2024年8月6日で79年です。広島県と接する笠岡市でも犠牲者を追悼する式典が行われました。 笠岡市の式典には、被爆者の家族など約40人が参列しました。参列した人は献花した後鐘を鳴らし、原爆で犠牲となった人を追悼するとともに平和への祈りをささげていました。そして広島市に原爆が投下された午前8時15分になると黙とうが行われました。 (黙とう) 国際情勢の変化で、ウクライナや中東では、武力による衝突が続いています。式典では市内の高校生が平和へのメッセージを読み上げ、唯一の被爆国からこの先の国際社会などに対して強く訴えかけました。 (笠岡市原爆被爆者会 上小城昌昭会長) 「今から核兵器の戦争があった場合は人類や地球もだめになる。戦争や核兵器使用は絶対だめ、それだけは強調したい」 また被爆者は年々、減少していて2024年3月末時点で岡山県では884人、香川県では175人となっています。
岡山放送